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「クィーディッチ クィディッチ♪」

『なに?その歌?』

のんびりと心地よい日差しをを浴びながら、俺は城の廊下で浮き足立って(比喩にあらず、レビテト(浮遊呪文)で遊んでるだけだ)歌っていると、リドルに突っ込まれた。

「だって、今日クィディッチがあるんだぜ?俺すっげ~楽しみでさ~」

ハリーの初陣だし~

『そういえば、そうだったね・・・』

「?」

自分から話を振っといてなんだけど、リドルにハリーの話をするとどうも妙な顔をする。

なんか、どういったらいいのか・・・子どもを心配する親?のようなそんな感じの空気になる。

ハリーとリドルって面識はないはずだよな?

のんきに俺がフワフワ浮きながら、そんなことを考えているとピーブズが近づいてきた。

俺に対する耐性ができたのか、叫ぶことは無くなった。

『おい、リオン。校長が呼んでたぞ。』

「へ?ダンブルドアが?」

ピーブズはそれだけ言うと、清々したといったカンジにさっさとどっかに行っちまいやがった。

「何のようだろうな?」

『さぁ?少なくとも君が廊下で魔法を使ったことに関しての、お咎めじゃなきゃいいけどね。』

うぐっ!それを言うなよ・・・

「いや・・・だってヒマなんだもん!」

『もん、とかつけても可愛くない。』

「ひどっ!?」

うーわー!傷つくなぁ・・・いたいけな美少年を捕まえてさぁ!(自分で美少年言うな!!by朱雀)

俺とリドルはそうやって、たわいの無い会話をしながら校長室へと向かっていった。
 


死神からの招待状~1st Stage~
『ダンブルドアと悪巧み』








ここは校長室・・・の前!!

え?なぜ前かって?そりゃ・・・

「合言葉わかんねー!!!!!!」

わーん!2年や3年や4年、5年ならわかんのにー!!!

ぐぬぬぬぬぬぬぬ・・・こうなったら・・・

「強行突破してや「それは困るのう。」・・・る?」

俺はガーゴイルの像を破壊しようと、足を振り上げた状態で、突如聞こえた声のほうに顔を向けた。

そこにいたのはダンブルドアだった。

つーか、何時の間にいたんだよ。このじーさんは・・・

「ほほほ、合言葉がわからぬと思って迎えに行ってやろうと思ったが、その必要はあまり無かったのう。」

ダンブルドアはそれだけ言って、ガーゴイルの前に立つと「羊羹」と言って中に入っていった。

俺はなぜに和菓子!?と思いながらもダンブルドアに続いて入っていった。

俺が入るとダンブルドアが、日本の湯飲みと羊羹を用意していた。

湯飲みの中身は紅茶じゃねぇよな?

「ほれ、日本から取り寄せた『緑茶』と『羊羹』じゃ。最近日本の和菓子に嵌まってのぅ。」

「はあ・・・」

俺は出されたお茶を素直に飲む。

よかった・・・紅茶じゃなくて、つーかこれって玉露か?つーか、なんで3人分あるんだ?

「トムも遠慮せずに出てきなさい。」

「ぶー!!!」

な・・・なんで、ダンブルドアがリドルの存在をー!!?しかも、リドルも素直に出てくんなー!!!

「12年ぶりかのう。」

『最後にあったのは、あの時か・・・』

「まさか、またホグワーツで会えるとは思わんだ。」

『それは僕も同じだ・・・』

あの・・・もしもし?な~んでそんな世間話(?)をしてんの?

「どういうこと?」

俺が聞くと、リドルはうっかりしてたって顔で俺に説明してくれた。

『あぁ、言い忘れてたけど、僕は約20年前にも君と同じようにブレスレットを誰かに所有されて、ホグワーツに来たことがあるんだ。』

「あのときは、わしも驚いたのぅ。」

ホゥホゥホゥっと、ダンブルドアは笑って茶を啜る。

んな、のん気な・・・

「誰に所有されてたんだよ・・・っていうか、それがなんでノクターン横丁で商品にされてんだよ・・・」

そこがちょいと疑問。

この際、誰に所有されててもいいけど、その前の持ち主はどうなったんだよ?

「『ダンブルドアに(わしが)売られた(売った)』」

あ、そうなの・・・

『前にも言ったけど、ヴォルデモートに恨みができたからね。力を蓄えるために売ってもらったんだ。ノクターン横丁で多少魔力を吸ったところで、大げさにはならないからね。そこに君が現れて買われたんだ。』

「ふ~ん・・・それで、ダンブルドア校長。俺に話があるとか言ってませんでした?」

俺はリドルの話を自分の中で無理やり納得させて、ダンブルドアの話を聞く。

リドルの話で脱線しかけたが、こっちが本題だ。

「おぉ、そうじゃったそうじゃった!組み分け帽子から君が異世界から来たと聞いての、話をしたかったのじゃ。」

「それだけっすか?」

「それだけじゃ!」

俺の問いにダンブルドアはキッパリ言った。

そのキラキラした眼からはなにも読み取れない。

く・・・食えねぇ、じいさんだ・・・

俺は仕方なく、死神のこと、本のコト、異世界の魔法のことを話した。(本の内容は言ってねぇけど)

「ほぅ、異世界の魔法。どんな魔法が使えるのじゃ?」

ダンブルドアは俺の魔法に興味を持ったのか、眼を余計にキラキラさせて聞いてきた。

「そうですねぇ・・・ほとんどが戦闘にかんする魔法ですね。攻撃、補助、回復といったものです。」

俺が答えると、ダンブルドアは少し考えるそぶりをし、ぽんっと手を叩いた。

「それならば、セブルスのケガの治療を頼めんか?」

「へ?スネイプ先生のっすか?」

もしや、フラッフィーにやられた箇所ですか?・・・お!そうだ!

「かまいませんが、タダ・・・というわけには・・・」

「ふむ、やってくれたらスリザリンに20点加点するが?」

俺が欲しいのはそんなんじゃねぇよ。

「いえ、加点してくれなくてかまわないので、今このホグワーツで守っている『石』をくれませんか?」

俺が言った直後にダンブルドアの顔は険しいものに変わった。

自分で言っといてなんだが、怖・・・

「理由を・・・聞いてもかまわぬか?」

「はい。俺が『石』を欲するのはハリーのためです。今はここまでしか、言えませんが決して闇の陣営・・・ましてやヴォルデモートになんか渡しません。」

俺がそれだけ言ううと、ダンブルドアはいきなりにこっと笑った。

「よかろう。お主も『石』の守りの一手を担うならば、与えよう。」

ちょっとまて、俺が賢者の石を貰う報酬はスネイプ先生のケガの治療代だ。

「なにげに増やすな。それなら、禁書の読み放題も許可してくれよ。」

今までこっそり読んでたが、俺がやろうとしてんのはそれだけじゃ、足りねぇからな。

「よいぞ。」

うわっかる!?

あっさりと許可したダンブルドアは、1つの指輪を俺に渡した。

綿密な文様が刻まれたそれは、はめ込まれてある青い石を中心に、外側にも中側にもあった。

「それが許可証じゃ。これからは先生のサインがなくとも、どの本も自由に読み放題じゃ。有効期限はこのホグワーツが存続する限りじゃ。」

「おぉ!!ありがとうございます。それじゃ、スネイプ先生の治療に行ってきまーす!!」

俺は指輪を左手の中指に嵌めると、嬉々として校長室を出て行った。

後ろで何か言ってるけど、善はいっそげー!!

「ま・・・まだ話は!?・・・行ってしまったのぅ。『死神との契約者』。その力ゆえにヴォルデモートに狙われなければいいが・・・」

(狙われるどころか、むっちゃ恐れてます。by朱雀)








「はっ!?」

俺はスネイプ先生の自室に向かう途中、重大なことを思い出した。

しまったー!!クィディッチを見逃してしまったー!!!

『・・・ドージ』

そう言ったリドルの声にも、僅かながら落胆していた。

俺は重い足取りで、スネイプ先生の部屋へと向かうことになった。









コンコン

「誰だ?」

俺がノックすると、中から目当ての声が聞こえてきた。

「スリザリンのリオン・神楽です。校長先生からの依頼できました。」

「・・・入れ。」

俺は許可を貰って入ると、部屋の中には薬草を乾燥させて瓶詰めにしたものや、なんかの動物のホルマリン漬けなんかが大量にあった。

なんか、学校の理科室みたいだな・・・らしいっちゃ、らしいが・・・

「校長はなんと?」

スネイプ先生に話しかけられ、俺はここに来た目的を思い出した。

あ!仕事仕事。

「ケガの治療でーす!」

俺は無理やりスネイプ先生を近くのいすに座らせると、遠慮なく裾を上げた。

そこには、真新しい包帯がわずかに血をにじませていた。

あ~あ、これはマダム・ポンフリーにも診せてないな・・・

「てい!」

ビリビリビリビリ!

「~~~~~~~っ!!!!!」

ダンダンダンダンダンダンダンダン!!

俺は力任せに包帯を引きちぎると、スネイプ先生は痛さのあまり、体を震わせて机を叩いてた。

悲鳴を上げないのは流石だ。

あ、血が出ちゃった。

「ケアル」

俺は初級の回復魔法で様子を見るが、思ったより深くて傷が少し塞がったくらいで止血にもならなかったので、今度は少し強めのを掛けてみる。

「ベホイミ」

よし。血も止まったし、ケガも粗方治った。

「な!?こんな強力な治癒魔法を・・・」

スネイプ先生は驚愕して、傷口と俺とを見比べる。

う~ん、確かに治癒魔法なんてヒーラーくらいしかないからなぁ。

「このことは、あまり言わないで下さいね。」

言ったら最期、素敵な悪夢をプレゼントしますから・・・

俺は終わった終わった、と言う顔で部屋を出て行こうとして、途中でスネイプ先生の方を振り返って忠告をいくつか。

「先生。ハリーを守るのは構いませんが、あまりいじめすぎないよう気をつけてくださいね。」

俺がそう言うと、スネイプ先生はふっと笑った。

「我輩のほかに、誰か憎まれ役をするのだ?」

・・・まいった。まいりました。流石に言うことが違うぜ。

俺はスネイプ先生に笑い返すと、最後の忠告をした。

「クィレルに気をつけてください。」

スネイプ先生の驚愕した顔を見て、俺は満足して出て行った。









「だははははははは!!あのスネイプの顔ー!!!!」

男として(少しは)尊敬はすっけど、最後のあの顔は笑えた。

俺は廊下で高笑いしながら歩いていると突如・・・

ガシッ

「え?」

「見つけたよ、リオン。」

「これから一緒に・・・」

「ハグリットのところへ・・・」

「行くぞ。」

上から順に俺、ハリー、ロン、ハーマイオニー、ドラコの台詞。

ハリーとドラコが俺の腕を掴んで、そんで・・・

「「「「Let's GO!!」」」」

ズルズルズルズルズルズルズルズル!!

「ギニャー!!!!!」

引きずられていきました。(この場合は拉致か?)(涙)








ところ変わってハグリットの小屋。

ハグリットは最初、俺とドラコにいい顔しなかったけど、今では友達だ。

そんで、ここでなにが話されているかと言うと・・・

「絶対スネイプだよ!」

「ハリーに呪いを掛けたのもスネイプよ!」

「なんでスネイプ先生がそんなことをしなくちゃなんねぇんだ!?」

「信じたくないが、今一番怪しいにはスネイプ先生なんだ。」

「なに言ってるんだ!ハーマイオニーがフラッフィーのところに来たスネイプを見た時点で、決定じゃないか!?」

このように『賢者の石を狙っているのは誰だ!?』っていう議題(って言っても俺が勝手につけただけだ。)のもと、話し合っているわけなんだ。

が、答えを知っている俺としては、どうしたもんかと頭を悩ませてんだが・・・

「「「「「リオンはどう思う(思っちょる)!!!?」」」」」

うわ!一斉に聞くなよ。耳が痛い。

「え?え~と、俺はスネイプ先生が犯人だって言うのは早計だと思うよ。」

「どうして!?」

「だってさ、ハーマイオニーが見たっていうのは本当に呪いだったのかな?って思ってさ。スネイプ先生ほどなら、すぐにでもハリーを箒から振り落とせるし、もしかしたら反対呪文を唱えてたのかもしれない。フラッフィーのところに来たのも、なにか別の理由があるかもしれない。他にもちゃんと証拠をそろえて、きちんと真犯人を特定しなきゃ。状況証拠だけじゃ思わぬ落とし穴があるかもしれないしね。」

仮定知っている俺もいろいろと調べているけど、その1人1人の身分や正体に関してはほぼ本と同じ。

あとは、臨機応変に対処するしかない。

「・・・確かに正論ね。」

ハーマイオニーが同意してくれた。

「そうだな・・・まずは動機を調べたほうがいいな。」

次にドラコ。

そんで、ハリーとロンはキラリと眼が光ったように見えて・・・

「「というわけでハグリット!フラッフィーの守っているものを教えて!!」

おぉ息ぴったし!・・・って!おまえらは某双子かっての!!

「だめだ、教えられん!おれはダンブルドアとニコラス・フラメルの・・・」

あ、やっちった。

「あ~あ、言っちゃった。というわけで・・・」

「「「「ニコラス・フラメルを調べにGO!!!」」」」

「あ!こら、待たねぇか!!」

あっはっはっ!それぐらいで止まってたまるかーい!!!
 

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