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はーい、驚き桃の樹山椒の樹(?)リオンくんでっす!!
学校生活が始まって授業を受けています。
はっきり言って、ホグワーツの授業は前もって予習していた俺にはかなり簡単なものだったが、適当に手を抜いて普通ぐらいにしていた。
『めんどくさがり』
リドルがブレスレットから呆れた声で言う。
「だって目立つじゃねぇか」
『次の魔法薬学は確実に目立つよ?』
うぐっ・・・だって・・・だって、魔法薬学って複雑だもん!!
『かわいこぶっても、似合わない』
「人の心を読むな・・・」
『読みやすいリオンが悪い。』
俺はリドルとそんなやり取りをしていると、ハーマイオニーとロンとハリーの姿が見えた。
「おーい、ハー子!!」
俺はすかさず声を掛けるが・・・おいおい、ロニー坊や。そんな露骨に嫌な顔すんなよ;
「あら、リオン。久しぶりね。りどるんも元気なの?」
「おう!俺もりどるんも元気元気!次の魔法薬学ってグリフィンドールと合同だろ?一緒に行かないか?」
俺がハーマイオニーと話す間もロンはしかめっ面を直さない。
だから、ロナルド君。そんなあからさまにね~・・・
「いいわよ。」
「そんじゃ行こうぜ。後ろの二人は?」
俺がハリーとロンに声を掛けると、二人は驚いた顔をした。
おい、なぜ驚く?俺が声を掛けないとでも思ったのか?失礼な。
「僕は・・・」
「僕はスリザリンなんかと一緒に行くもんか!ハリー行こう!」
「あ!おーい!?・・・かわいそうにメガネの子、引きずられて行っちまったよ。」
俺はハリーとロンを見送ってそう呟く。
スネイプ先生にいじめられないように、教えようと思ったのに・・・
「ごめんなさい、リオン・・・」
「別にハー子が謝る必要はないよ。グリフィンドールとスリザリンの敵対関係は今に始まったわけじゃないからな。」
それでも、ここまでとはな。
「私としては、リオンがスリザリンに入ったのが疑問よ。」
ハーマイオニーがそう言って首を傾げるが、俺はそれに対して苦笑した。
「そうでもないさ・・・俺は結構スリザリン向きさ。」
何を利用しようとも・・・な。
死神からの招待状~1st Stage~
『日常生活リオンのお助け日誌』
魔法薬学の時間。
スネイプ先生のハリーいじめも終わり、とりあえずおできを治す薬を作れと言われて作業したんだが・・・
「ミスター神楽。これは一体なんだね?」
スネイプ先生に睨まれながら、俺はできたものを見る。
これってどう見ても・・・
「記憶違いで無いなら、ポリジュース薬ですね・・・」
なんで、全然違うものができるんだー!!!?
これが俺の魔法薬学が嫌いな理由。
知識も手順も間違っていないのに、絶対違うものが出来上がる。
キライ・・・やっぱ、魔法薬学大きらい・・・
俺は何気なく視線をネビルに向けると、ネビルは大鍋を火から降ろす前に針を入れたところが目に付いた。
「あぶねー!!」
バーンッ!!
俺は、ネビルの薬がネビルにかかる前に、ネビルを押し倒して薬が掛からないように覆いかぶさった。
幸い俺は、制服のフードが頭にあったから、手足と背中しか薬の被害を受けることは無かった。
「だ・・・大丈夫か?」
「う・・・うん」
良かった。ネビルには掛からなかったようだ。
やべ~。背中がすっげ~いてぇ~・・・
「リオン!リオン!?」
「誰か!ミスター神楽を医務室に連れて行け!!」
ハーマイオニー?スネイプ先生?
スネイプ先生・・・普通は先生が連れてくだろ?
『僕が連れて行きます!!』
あれ?この声・・・リド・・・ル・・・?
俺は薬のせいで朦朧としてくる意識の中、その声を最後に意識を失ってしまった。
(ハリー視点)
突然申し出てきた、初めて見たスリザリン生が気を失った神楽を背負って必死な様子で、教室から出て行く。
まださっきのことが信じられなかった。
スリザリンがグリフィンドールを庇うなんて・・・
ロンから聞いたスリザリンと神楽のイメージがまったく合わなかった。
今年、僕たちと同じように入学した珍しい東洋人。
ピーブズに杖を取られて困っていると、いきなり現れて取り返してくれたり、今さっきも、ネビルに掛かるはずだった薬を自らを盾に助けた。
リオン・神楽。不思議な子だ。
(リドル視点)
医務室のベッドにリオンをそっと寝かせて、僕はほっと息を吐いた。
「しばらくしたら、目を覚ますわ。」
マダム・ポンフリーはそう言って、少し用事があるからと、僕を医務室へ残して出て行った。
僕は黙ってリオンの様子を見る。
顔色はさっきよりは良く、時々「おにゃかいっぱ~い」とか「なははははv・・・」とか、訳の分からない寝言を言っているけど・・・(汗)
『まったく、君って奴は・・・』
わかっていたことだけど、今回のことで改めて実感した。
リオンは敵に対して容赦はないが、味方やその他の奴にはとても優しい人間だ。
僕をヴォルデモートの記憶と解っていても、友と呼んでくれた彼らのように・・・
異世界の魔法を操る、異世界の魔法使い。リオン・神楽
どんなに強い人間でも、あっけなく死ぬことだってあるんだ。
彼らだって、そう簡単に死なないと思っていたのに、あいつにあっけなく殺されてしまった。
『頼むからこれ以上、あまり無茶をしないでくれ。僕はこれ以上、友を失いたくないんだ。』
(リオン視点)
あれ?なんか体がだるい・・・俺、何やったっけ?
『まったく、君って奴は・・・』
あ?リドル?・・・あぁ、思い出した。
確かネビルの薬を被っちまったんだよな。
しまったなぁ、庇うつもりは無かったんだけど、体が勝手に動いちまったし、リドルにも迷惑かけたな。
『頼むからこれ以上、あまり無茶をしないでくれ。』
無理!この世界に来た時点で、俺が無茶をしないのは皆無に等しいもんだ。
『僕はこれ以上、友を失いたくないんだ。』
・・・・・・・まぁ。
「なるべく努力はするさ。」
俺は、ぱちっと目を開けてそう言ってやる。
リドルは泣きそうで、そんでもって驚いた顔で俺を見る。
『リ、リオン!?起きてたのか!?』
「あぁ、ついさっきな。とりあえず、りどるんの要望に応えるようにがんばるさ。俺だって、こんなに早く死神と再開いたくねーもん。」
『どこから、聞いてたんだ・・・//////」
リドル顔真っ赤~♪
この後、それをからかった俺は、本気で死神と再会するかと思いました。
俺はある日、スリザリンの談話室に降りると、掲示板の前に人だかりができていた。
「なんだ?この人だかりは?」
「あ、リオン。今度の木曜日の飛行訓練がグリフィンドールと合同なんだ。」
「へ~・・・」
俺は近くにいたスリザリン生に教えてもらって納得した。
そういや、そういう時期だったな。
「おーい、ドラ子ー!」
俺は人だかりの中でドラコを見つけた。
「なんだリオン?飛行訓練が怖いのか?」
「ん~にゃ!箒の乗り方を覚えたら、逃げるルートが増えるからな・・・」
そう言って、俺は自然と表情がうつろになっていくのがわかった。
「・・・おまえも大変だな。」
そんな哀れな視線を向けるくらいなら、今度おまえも巻き込むぞ。
ん?なんのことかって?
・・・実は俺、入学式のあの日から双子に追い掛け回されているんです!!
流石に授業中はないが、その間の移動時間や放課後などに「悪戯仲間になれー」ってね。
そこはまぁ、俺の身体能力とリドルの抜け道の知識のおかげで、今のところ俺の全勝中でっす!
そんなこんなで、今日も俺は双子に追い回されながらいつもの日常を過ごしていくのだ。
木曜日♪ま~ちに待った飛行訓練♪
『やけに嬉しそうだね。』
「だって、空飛べるんだぜ?考えるだけでワクワクするじゃねぇか。俺、ず~っと空を飛びたかったんだ。」
く~!!はやく先生来ないかな!!
『(犬だったら絶対尻尾を振ってる。それはもう思いっきり・・・)お待ちかねの先生が来たよ。』
リドルに言われて、俺は目を向けるとそこには『本』の記述どおりの先生が来た。
「はい!みなさん、箒の横に立って手を出して!はい『上がれ』!!」
俺は言われたとおりにすると、箒は俺の飛びたいって気持ちをわかってくれたのか、すぐに手の中に納まってくれた。
俺は周りを見ると、やっぱりすぐに上がったのはハリーとドラコぐらいで、ハーマイオニーやロンはちょっと苦戦してるようだ。
俺は、ハーマイオニーやロンに小さく手を振ると、ハーマイオニーは気がついてすぐに返してくれたけど、ロンには睨まれてしまった。
ひっで~嫌われようだ。
それで次に飛ぶことになったのだが、ここで事件発生!!
みなさんも知っているとおり、ネビルの『箒暴走事件』です。
ネビルって、ハリーとはまた違ったトラブルの星の下で生まれたもんだな・・・
まぁ、ここでネビルは箒に振り落とされて、手首の骨を折るんだったな。
『リオン、少し様子がおかしい・・・』
「え?・・・」
俺はリドルに言われて、ネビルを見た途端、無意識に体が動いた。
あのままじゃ・・・!!
「おい、あのままだとロングボトムが外壁に叩きつけられるぞ!!?」
そう言った誰かの声が聞こえてきたが、今はそんな場合じゃない!
間に合え!
『リオン!?どうする気だ!?』
「こうすんだ・・・よ!」
俺は思いっきり地を蹴ると、今まさに外壁に叩き付けれそうになったネビルの体を、真正面から受け止めた。
そのせいで、俺の体はネビルと外壁に挟まれたけどな。
「くっ・・・」
俺はそのままネビルを抱えたまま、ストンと地面に降りた。
「平気か?」
「う・・・うん」
俺が聞くとネビルは戸惑いながらも頷いた。
あはははは~また、助けちまった。
『リオン・・・このバカ!!』
うぐっ・・・ごめんなさい・・・
『下手したら君が大怪我したかもしれないんだぞ!!あまり、僕に心配かけるな!!』
ごめん・・・これかも、心配かけるかもしれないけど、極力、本気でやばいことには手を出さないよ。
俺は口には出さず、心の中だけでリドルに詫びた。
「ミスター神楽!ミスターロングボトム!」
「あ、先生・・・」
フーチ先生が急いで俺らのところに来た。
「二人とも怪我とかはしておりませんか!?」
「ぼ・・・僕は大丈夫です!でも、神楽が!」
「え?」
あの・・・ネビルさん?俺も無傷なんですよ?
「まあ!?やっぱり怪我をしたのですか!?私はミスター神楽を医務室へ連れて行きます!いいですか!!もし、勝手に飛んだらクィディッチのクも言う前に退学にします!!さ、ミスター神楽いきますよ。」
「え?いや、あの・・・」
ちょ・・・ちょっとーーー!!これから、ハリーとドラコの対決がーーー!!!
俺のささやかな抵抗もむなしく、医務室へと強制連行となってしまいました。(泣)
追記
無傷だったので、フーチ先生とマダム・ポンフリーに思いっきり驚かれました。
「君はなにを考えているんだーー!!!」
「へ?」
俺はマダム・ポンフリーにどこか異常が無いか、徹底的に調べられて(当然、どこも怪我していない)やっと開放されたので、意気揚々と寮に帰ってみると、何故かドラコに怒鳴られました。
なぜに?
「ド・・・ドラ子?」
俺が困惑していると、ドラコはブスッとした顔で俺を見る。
「この間といい!今日といい!!なんでグリフィンドールなんか助けたんだ!?」
あ~そのことか・・・
「いや~俺も助ける気なかったんだけどさぁ、体が勝手に動いちまってな。」
「~~~!!!君にはスリザリンとしての誇りはないのかぁ!?」
「う~ん、あると思うけど。もしかしたらないかもな。それにドラ子がネビルと同じ目にあったら、同じように助けるし・・・」
「//////っ!」
俺の最後の一言に呆れたのか、ドラコはヘナヘナと項垂れてソファに沈み込んだ。
「も・・・いい。君と話していると疲れる・・・」
ありゃ?もう終わり?
「疲れた?それなら、リオン特製ドリンクでも・・・」
「いらん!!!!」
んな、即答でしかも涙目で言うか?
リオン特製ドリンク・・・なんのことはない、ただの栄養ドリンクだ。
ただし、味は某テニス漫画で出されてあるペナルティー(茶)とあんま変わらないけどな。
ちょいと双子に飲ませようとして、ドラコに実験台になってもらったのだ。
「あれはもういやだーーー!!!(泣)」
・・・トラウマとなっているのか?
そういや、リドルも卒倒したしな。でも、体に悪いものは一切使用しておりません。
『僕もあんなの殺されたって飲みたくないー!!!』
この後、夕食の時間まで、ドラコとリドルは震え続けました。
リドルの場合、ブレスレットだけどな。