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デジモン×人間描写を含んでいます。(というか根底です)
それを承知の上でお進みください。
「後悔しない?」
「どうして?だって・・・自分で望んだことだぞ?」
「そうだね・・・これはオレ達が決めたことなんだよね。ヤマト。」
2002年の戦いから20数年。
「うふふふふ」
「なにか良いことがありましたか?」
「だって・・・やっとあんたと一緒になれんのよ?これが嬉しくないと思ってるの?」
「なんだか照れますね。・・・行きましょう、京さん。」
人とデジモンが共に生きるようになって、長い年月が経った。
「タカト!これどうかな?」
「どれどれ?・・・うん!すごく美味しい!」
「よかった!」
かつて子供であった者たちは大人になり、誰かを愛し、次の生命を育んでいた。
「どうかな?」
「すっごくよく似合うよ!」
「本当に綺麗!」
「うー・・・」
「はやく行かないと時間に遅れる也。」
「あ!もうそんな時間!?ほら、ジェン姉ちゃん!」
「わかったよ・・・小春も席につくんだよ?」
「はいはい!」
そして、こことはよく似た・・・しかし違う世界でもごく少数の人間とデジモンが共に暮らしていた。
「ほら!はやく行くわよ!!」
「そんなに急がなくても大丈夫だよ。」
「でも・・・」
「たまにはのんびりするのも悪くない、留姫。」
この世界でもかつて子供であった者は愛するものとの間に、愛の証を儲けていた。
「タカシ!はやくこっちに来なさいよ!」
「待ってくれ、アミさん。」
この二つの世界で新たな種族が誕生した。
人間とデジモンの血を引きし子供。
デジモンハーフと呼ばれる存在が。
「ケイちゃーん!あそぼー!」
「る、ルナくん待ってよ!・・・あ!こんにちはシャオくん、ランちゃん。」
「こんにちは也。」
「こんにちはルナくん、ケイちゃん。」
これより始まる物語。
「なにこれ!?」
「・・・興味深い現象だな?」
デジモンと人間の血を引きし子供たちの物語。
「うそ!?」
「あれって・・・デジタルゾーン?」
「そんな・・・当分ゾーンが開くことはないって、お母さんが・・・」
「・・・なにが起こるの?」
ただし、過去であり過去でない物語。
「あんたたちもデジモンハーフなんだ!」
「わ、私たち以外で・・・デジモンハーフに会うのは・・・は、初めてだね。」
新たな、そして原初の物語。
「ここは僕達の知っているデジタルワールドじゃない。」
「・・・過去のデジタルワールド?」
誰にも語られることのない物語。
「「「「「「絶対にみんなで帰るんだ!!」」」」」」
どうか最期までご覧あれ・・・