[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
みなさま初めまして!
私の名前は・・・と、今は関係ないか。
今が旬の極普通の女子高生!・・・じゃなくって魔女です。
あ!信じてないでしょ!?
これでもメルヘブンっていう世界で修行してたんだからね!!
魔女ドロシーの弟子なんだから!
あー懐かしいわ。なんの因果か、変な時空の穴に飲み込まれてドロシーに拾われて、一緒に修行してチェスの駒と戦った日々が。
その時会った同じ世界の住人のギンタと一緒に、門番ピエロで帰った後は普通の女の子として過ごしてるけどね。
へへ、ドロシーに貰ったアームまだ大事に持ってるもんね。
ちょっと話が変わるけど、私今、大ハマリのマンガがあるの。
タイトルはNARUTO!
孤独の中を耐え抜き、それでも自分の信条をまっすぐ曲げない元気な忍者の少年の物語。
読んだ時、忍としては正直すぎるのもなんかなぁ~って思ったけど、それでも面白くてそんな矛盾なんか吹き飛んじゃった。
キャラクターも個性あふれる子達ばかりで大好き!
ただ・・・どうしても好きになれそうにないキャラが一名いるけどね・・・
うちはサスケ・・・悲劇のヒロインぶったプライド高いバカ。それが私の認識。
最初の頃はナルトといいコンビだな~って、それなりに好きだったけどダメ!幻滅!
ナルトにちょっと追いつかれそうになっただけで、大蛇丸なんかの誘惑にあっさり乗っかって里を裏切る、ナルトを殺そうとする、しかも自分は特別だ?
自意識過剰もそこまでいくと、ただのナルシーよねー。
イタチに復讐したけりゃ、何年掛かってもいいから己を磨いて、誰の手も借りずにヤレ!っての。
1番じゃなくても復讐ぐらいならできるじゃねーかっての・・・
まぁ、他にも色々と文句はあるけど、それはまたにするわ。
私には今重大な悩みがあるもの。
なんで私が『うちはサスケ』になってんのよ!!
NARUTO~『私』から『俺』へ~
『私がうちはサスケ!?』
はーい・・・目覚めてみれば『うちはサスケ』になっていた不幸なヒロインでーす。
なんでサスケになったのか考えるのは後回し。
今は状況を整理しないとね。
え~っと・・・なんかどっかの病院の1室みたいです。
腕に包帯を巻かれてて、原作のサスケより小さいから・・・
もしやイタチの里抜け直後!?
私は取り合えずベッドから抜け出して、『サスケ』の記憶の中にある家に行ってみる。
もしかしたら、なにか事故が合ってサスケはそれに巻き込まれただけかもしれないしね。
それにこれからの方針も決めなきゃね。
あー・・・血の惨劇・・・
サスケの家に行ってみたけど見事に血塗れ状態よ。
サスケの記憶もこの事件の事はよっぽどショックだったのか、少し曖昧になってるわ。
え?私は平気なのかって?
私からすれば、これからのことは解らないけど今回の事件は第三者のような視点に見えるからね。
さほどショックはないわ。
さて、これからの方針も決めなきゃ。
「私」が「俺」にならないといけないもんね。
私は近くの湖まで足を運んでみた。
確かサスケが火遁豪火球の術の特訓をしていた場所だわ。
まず、記憶。
一応、さっきまでの私の行動で『サスケ』の記憶があるのは明白。
なんか辞書を引いてる気分だけど、問題ない。
そこで私は、胸元で光るオレンジ色の水晶のペンダントに気づいた。
中に1本の小さな箒が閉じ込められているそれは、私が元の世界で肌身離さず身に付けていた物。
「ゼピュロス・ブルーム・・・」
私の師匠、ドロシーと同じ、アクセサリーの形状が違うけど同じアーム。
元の世界に帰るときに、ドロシーが餞別としてくれた大切な宝物。
私はそれを発動させてみる。
手の中に収まるのは、私の記憶と寸分変わりない箒。
私はゼピュロス・ブルームを湖に向けて発動させる。
生まれるのは真空の刃。
湖は一瞬切り裂かれ、元に戻った。
威力も私の記憶に狂いない。
「はは・・・なんで、これがこの世界にあるのか解らないけど。ありがとうございます、ドロシー師匠。」
私はアームを胸に抱いて、ここにはいないドロシーに感謝した。
アーム使い、魔女としての自分の証が残っているのだから。
私はアームを戻すと、今後の身の振り方を考えてみる。
元の世界に戻れる可能性は低いし、このまま『うちはサスケ』として生きるしか道はなさそうだし。
思えばサスケって不幸な人生よね。
一族皆殺しにあって、兄に憎めだの恨めだの言われて、変態オカマに器として狙われて・・・って!そうよ!このままだと大蛇丸の次の器として、狙われちゃうじゃない!!
いやよ!あんなオカマ丸に首を噛まれるの!!
どうにかして対策を立てないと・・・
策① 弱く見せて器の価値なし!と思わせる。
でも、大蛇丸にうちはの血があればいい。なんて思われたら万事休す。イタチにも「失望した」なんて言われて殺されたくないし。
策② 徹底的に鍛えて強くなって返り討ちにする。
良いかもしれないけど、この場合狙われる率が増えるのよね。
策③ 原作どおりの『サスケ』を演じる。
って!これじゃ意味ないじゃないー!!!!!
ちょっと考えよ・・・
結果。
策②と策③の複合。
表向きは原作並み、実はすっごく強い。
これかな?
そうと決まれば修行しないとな。
期限はアカデミー卒業までの5年。
アームを作ろうにも、私には彫金する能力はない。
頼れるのはこの身と、ゼピュロス・ブルームのみ。
せめてカカシ先生並みにならなくちゃね。
さぁ、頑張るぞ!!
あ、サスケの人生奪うことになっちゃたし、復讐ぐらいやってあげるか。
私なりの方法でね。