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始まった新たな伝説。

この伝説は喜劇か悲劇か?

今日はいったいどんな冒険をするのかな?

シューゴ、レナ・・・
 


.hack//hydrangea
『かぼちゃ畑の死闘』







「えーっと・・・今日はどうしようかな?」

俺は自分のホームで、今日の予定を考える。

シューゴたちにくっついていたいけど、ストーリーほとんど覚えていないから身動きが出来ない。

だったらメンバーアドレス交換しろって?

やだやだ、それは俺のロールに反する!

『孤高』の名前に傷がつくじゃんか!!

って・・・誰に言ってんだよ、俺。

俺は一つため息を吐くと、ホームを出た。

とりあえず、街をぶらついてみるか。

 

 

 

 

 

「あれ?一日イベントの主催者ってバルムンクなのか。」

俺はマク・アヌの広場で見かけた掲示板にあるイベント情報を見る。

バルムンクはいろんなイベントを企画するけど、いっつも妙に凝ってるのが多いんだよな。

しかも景品もなんか微妙・・・

まぁ・・・そう解っていて参加する俺も、ある意味微妙かもな・・・

俺はそう考えながらも、イベントをチェックする。

なんだかんだ言って、結局参加するのだ。

えーっと・・・今回は宝探しか。

前回のはクイズ系の奴で、やったら微妙な問題ばっかりだったな。

俺は前回のイベントを思い出して口元が引きつるのがわかった。

うん・・・あれは本当に微妙すぎだ。

どこの世界に・・・

 


 


八相の名前をクイズに出す奴がいるかーーー!!!?

 



 

あれはよっぽどThe Worldを知っていなきゃ解けないだろ!?ってくらいだったんだぞ!?

俺やドットハックメンバーは解けたけど、他のプレイヤーは見るからに頭抱えてて哀れだったな。

まったく『死の恐怖』や『復讐する者』、『増殖』、『策謀家』とかの別名まで出てくるし・・・

それに景品も微妙だ・・・なんせ八相のデフォルメぬいぐるみ・・・

喜んだのはマハのぬいぐるみを手に入れた司とエルクぐらいだったな・・・

って・・・いけね・・・思考が関係ないところに飛んでたな。

俺は頭を振ると、イベントのあるエリアを覚えてカオスゲートに向かった。

・・・バルムンクは仲間だし、ちゃんと参加しなきゃあとで拗ねるだからな。

 

 

 

 

 

今回のイベントは宝探し。

目の前に広がるアットホームな畑に俺はどうしたもんかと思う。

このエリアからして、野菜とかに宝が隠されてるんだよな。

バルムンクのイベント傾向は微妙だけど、慣れれば簡単にトレースできる。

俺はそう思いながら辺りを見ると、ちょっと離れたところで爆発が起きている。

・・・トラップに他のプレイヤーが引っ掛かったのか・・・

俺はそれが少し気になってその爆心地に向かった。

そこにいたのは、例の双子ちゃんとレアハンターがいました。

 

 

 


「おまえらもこのクエストに参加していたのか。」

「はい。ハイドさんも参加していたなんて思いませんでした。」

俺はシューゴやレナと合流して、一緒にクエストをやっていた。

ちょっと離れた場所では、ミレイユが野菜を片っ端から真っ二つにしている。

傍から見てると、ちょっと怖いぞ。

「このクエスト企画したの奴とは知り合いでね。ちゃんと参加しないと後で拗ねるから。」

実際に1回参加しなかったら、すっごーく拗ねられた。

あれを浮上させるのは骨がおりたぞ(汗)

「へー!ハイドってシステム管理者と知り合いなんだ。」

俺の言葉にシューゴが反応を返す。

若干、こめかみが引きつっているのは俺の気のせいか?

「ああ。それで、今回のクエストだけどよーくわかる。」

うん、掲示板見て、このエリアを見ればものすごく単純なことだ。

「え!?それじゃ、ハイドはどこにレアアイテムが隠されてるのか解るの!?」

うおっ!?

いつの間にか戻ってきたミレイユが興奮した状態で、俺に詰め寄ってくる。

本当に単純なもんだぞ?

「掲示板にはなんて書かれてあった?」

俺がそう言うと、3人とも思い出そうと頭を捻る。

「えーっと・・・『ホワイトデイを彩る素敵な商品』・・・」

「『パンプキンパイと一緒にどうぞ』・・・」

「このエリアは畑・・・」

そこまで解るなら、あとは正解まで一直線!

俺はにっと笑う。

「さーて!この畑にある野菜は?」

俺の言葉に3人とも気がついたみたいで、一目散にある場所に向かった。

向かった場所は、かぼちゃ畑!

 

 

 

 

 


「おー!これはすごいな。」

「感心してないで助けてくださいよー!!」

俺の目の前で、シューゴ、レナ、ミレイユが魔道ゴーレムに追われている。

バルムンクの奴。これは初心者でも参加できるイベントじゃなかったのか?

「たーすーけーてー!」

シューゴが情けなく悲鳴を上げる。

しゃーない、助けるか。

俺はため息を一つ吐いて、魔道ゴーレムの前に出る。

それと同時に双剣で魔道ゴーレムを瞬時に切り裂く。

ズズン・・・・

ゴーレムはその場で崩れ落ちた。

さっきのは居合い切りの応用。

俺がこの『世界』にいるからこそ出来た技だ。

普通のプレイヤーには出来ない。

「大丈夫か?」

俺がシューゴたちのほうを向くと、なんか3人とも目をきらきらさせて俺を見てる。

解りやすく言うと、シューゴは同じ双剣士だからいつか自分も出来るようになるのかな?という期待。

レナは助けてくれた白馬の王子様を見たという感じ。

ミレイユは俺がさっきやった技が見たことの無いものだから『レア』を見た瞳だ。

すっげー解りやすい。

本当にこの世界じゃ、口よりも目が多くのことを語ってくれるよ。

「すっげー!ハイドってやっぱ高レベルプレイヤーなんだな。あんなモンスターを一撃なんてよ!!」

いやいや・・・あれってレベル40くらいだぞ?

俺のレベルと比べたら倍以上開きがあるって。

「シューゴもレベル上げたら出来るようになるさ。ほら、さっさとお宝を・・・!?」

俺は背後からの気配を感じて、とっさに3人を突き飛ばした。

そして、次に襲い掛かるのは決して軽くない衝撃。

「ハイド!?」

「心配ねー!これくらいかすり傷だ!!」

俺は双剣を構えて、俺に攻撃した奴を睨みつける。

そこにいたのは、さっき俺が切り裂いたはずの魔道ゴーレムだ。

そいつのところどころはまだダメージを被ったままだが、それも徐々に修復されていってる。

「おいおい・・・このタイプに回復能力なんてないはずだぞ?」

俺はもう一度、そいつを切り刻むがまた立ち上がった。

「・・・こいつ改造モンスターじゃないか。」

やっばい・・・このままじゃこっちが体力負けする!

「そうだ!またこの腕輪で・・・!!」

そこにシューゴが腕輪を掲げている姿が、俺の視界によぎった。

げっまだ使いこなせていないものを安易に使おうとするな!!

俺は止めようとしたが、時すでに遅し。

シューゴはすでにスキルを発動させている。

腕輪から放たれる光は真っ直ぐ魔道ゴーレムに伸びていく。

「データ・・・ドレイーン!!」

魔道ゴーレムのデータが改変されて、徐々にその姿を変えていく。

そして・・・次に姿を現したのは・・・かかし。

「うっそー・・・」

まさか、成功するなんて・・・

「よっしゃー!」

「お兄ちゃん、かっこいい!!」

俺の背後でシューゴたちがきゃっきゃっはしゃいでいる声が聞こえる。

おいおい・・・もし失敗してたらどうする気だったんだよ・・・

 

 

 

 

 

 

その後、無事にお宝をゲットした俺たち。

だが・・・そのお宝がこれまたすっげーマニアック!

なんでセーラー服にメイド服!?しかも猫耳、尻尾つき!?

こんなん貰ってもしょーがねーだろ!?

俺はそのアイテムを全部シューゴたちにやった。

そして・・・その次の日あたりでバルムンクにばったり会ったので俺はあいつに一撃食らわせた。

 

 

「この大ボケ管理者!!!!」
 

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