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さやかさん、そんなに食べたらおなか壊すよ。

いや~これってどういう状況なんだろう?

「ふぇーーーん!!!」

バクバクバクバクバクバクバクバク!

「さ、さやかちゃん!そんなに食べたらおなか壊しちゃうよ?」

「いいのよ、鹿目さん。私も気持ちがわかるからそっとしといてあげなさい。」

こんばんわ、毎度おなじみのホープディスちゃんです。
なぜか魔法少女2人とその候補一人が私の結界にお邪魔して、そのうちの青い髪の子がシャルロッテのお菓子を大量にばくばく食べてます。
やろうと思えばカロリーを消すこともできるけど、魔法少女になって日が浅いうちはまともにくらっちゃうよ?
つーかマミが私を追いかけないのも珍しい。
さやかが魔法少女になって落ち込んでいる理由を聞こうとしたけど、さやかもまどかも早々にマミと合流して話しかけられなかった。

「はいな~追加のお菓子を持ってきたよ~」

さやかがどんどんお菓子を消費する傍ら、のんびりとした喋り方のパティシエ服に似た魔法少女の衣装を着たシャルロッテが追加を持ってきた。
シャルロッテもここに馴染んだもんだよ。
さりげにチーズ系のお菓子が多いのはご愛嬌だろう。

「それでさやかちゃん。そろそろ話してくれないかな?」

なにがあったの?
私が問いかけると、さやかはグスグス言いながら話し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

あれはあたしがいつものように恭介のお見舞いに行った時だった。
恭介は入院してから毎日のように作曲を続けていたの。
少なくともあたしがお見舞いするときは作曲しているの姿しか見えなかったわ。
あたし、恭介が事故や怪我のことで落ち込んでいなくてよかったとおもったよ。
それでその日も作曲している姿を見ながら、いろいろと話をしていたんだけど……恭介が言ったんだ。
バイオリンはもうできないって。
今の医療じゃ生活に差し支えないレベルにできるのも奇跡的な確率でしかないって。
その時の恭介ね、笑っていたんだ。
本当は……本当は泣きたくてたまらなくせに笑ったんだ!
例えバイオリンが出来なくても、自分はまだ音楽に関われる可能性はあるんだって言うんだ!
あいつ、あたしが気づいていないとでも思っていたの!?
体を震わせて、シーツを爪が白くなるまでつかんで……目にも涙を溜めてさ。
恭介は冗談交じりで、こうなったら奇跡か魔法じゃなければ治らないなって笑うんだ。
あたし、もう見ていられなくてさ……だからこう言ったんだ。

「奇跡も、魔法もあるんだよ!」

ってさ。それでキュウべぇに頼んだんだよ。
恭介の手を完治させてくれって。元通りに治してくれって……
あはは、あたしってバカだよね。
まどかが今朝説明しくれた時に、もっとよく考えればよかった。
これからは恭介と一緒に成長して、歳をとって、あいつがバイオリニストとして活躍するのを見るんだって思っていたのに……
あたしだけ置いてけぼりになっちゃったよ。
こんないつまでも子供のままで、恭介に抱きしめてなんて、キスして欲しいなんて言えないよ。
今はまだ、同い年で外見も年相応だけど……あいつは大人になってもあたしは子供なんだ。
ひっく……だ、だから……もう……あたしは…魔女を……魔女を狩り続けるしか……

 

 

 

 

 

「ないんだーーーー!!!」

「とか言いながらさっそく私を狩りに来るなーーーーーーー!!!」

途中でお菓子を食べるのをやめたさやかが泣きながら変身して、私を追いかけまわしてくる。
剣を何本も出して投げつけてきたり、直接斬りかかったりしてくる。
まぁ、泣きながらで視界が安定していないからなのか、当たることはないんだけどね。
まわりの子たちにもバリアを張って、流れ弾がないように調整しているし。
さやかもあたしで少しでも気が晴れるなら、鬼ごっこに付き合いましょう。

「うわああああああああああああ!!!!!」

あと、さり気に私はさやかのソウルジェムを浄化しながら逃げておりやす。
まださやかが戦闘に慣れていないからできる芸当でもあるんだけどね。
マミレベルなら逃げることに集中していないとお互い危ないからね。

 

 

 

 

 

 

「落ち着いた?」

あれから数時間も追いかけっこが続いて疲れたなぁ。
さやかも落ち着いたみたいだけど、まだシャルロッテのお菓子をドカ食いしている。

「ふぁい、ふぉめいわくふぉふぁふぇひまひは。(はい、ご迷惑おかけしました。)」

「いやいや、飲み込んでから喋ろうね。何言っているかわからないからね。」

私の注意にまどかとマミもうんうんと頷いているし、あといつの間にかほむらもここからまどかに見えない位置でお茶している。
ねぇ、本当にストーカーじゃないよね?

「ごくんっ…・・はぁ、落ち着きました。ごめんなさい、迷惑かけちゃって……」

「いいのいいの、気が晴れたならさ。それで、これからどうするつもりなの?」

私が聞くとさやかはちょっと遠い目をして私の王国を見渡す。
のどかで、気持ちよくて、暖かい場所。私の自慢の王国だ。
そうやってしばらく見ていると、さやかはこっちを向いた。

「そうですね。もうなっちゃったモノはしかたないですから、あたしは魔法少女として戦います。ホープさんはいい人だって解りますけど、他の魔女で苦しめられている人は大勢いますから。」

そう言ったさやかの瞳は揺れていたけど、そこはマミやまどかにサポートを願うしかないか。
私はお茶を飲みながら、ちょっとあることを考える。
今度、杏子と引き合わせてみるか?
もしかしたら一皮むけるかもしれないし。

「そうか、だけど私は私の活動があるからね。もしさやかちゃんが魔女を狩るなら私も魔女を捕獲するわ。」

「わかっています。けど、負けるつもりはないです。」

さやかのそれに応えるようにマミも頷く。
もう少ししたら、杏子も交えて魔女の真実も話しておこう。
この子たちが受け入れるくらい心が強くなったら、ちゃんと魔女の真実を……

 

 

 

 

 

 

さやか「それにしてもマミさんがホープさんを追いかける理由がちょっとわかった感じかな。」

マミ「あら、それは嬉しいわ。ホープさんとの追いかけっこってクセになるんですよね?」

さやか「うんうん、なんかこう『待てー!○○○ーー!』って気分なんですよね。」

マミ「それなら今度は二人で追いかけましょう」

ホープ「え!?」

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