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まどかとホープのお茶会風景


はろはろ!なーんか最近まどかとさやかが魔法少女候補になってまーす。
この間、マミと一緒に結界に入ってきたときはびっくりしたわよ。
そんでマミと私が追いかけっこしているときに二人はのんきにお茶会しているし……まぁ、私の使い魔が案内したというから、別にいいけどね。
で、そんな魔法少女候補がなーんでまた私の結界でお茶会しているのよ。

「それで……わたしどうすればいいでしょうか、ホープさん」

そう言って問いかけるまどか。
いや、ホープと呼ぶのはいいけど私がそう呼んでいいと言ったし。

ん?どういう状況かって?
まどかから相談受けてます。
魔法少女になるかならないのかの!

「その前にまどかちゃん、聞いていい?」

「はい?」

私は大きくため息を吐く。

「私は魔女で、魔法少女に狩られる立場なの。で、な~んで私がその狩る立場候補から相談されにゃあならんのだ?」

私がそう言えば、まどかは苦笑してほっぺたをポリポリ。

「えっと、この間の追いかけっこでなんだかマミさんと仲が良さそうだったし、他の魔女さんと違っていたから……」

「あ~……なるほど、魔女視点からの意見が聞きたいと?」

まどかはこっくり頷く。
さやかに内緒にしてまで来るなんて、こりゃ相当悩んでいるな。

「そうだね~まどかちゃんは今より成長したい?」

「へ?し、したいです。」

「ナイスバディになりたい?」

「な、なりた……なに聞いているんですか!!」

「あはは、ごめんごめん。でも結構重要な質問だからね。」

私はお城の中庭の薔薇を見ながらゲルトルードの仕事に満足し、お茶菓子を一口食べてシャルロッテの腕前に頷く。
新しく招いた私の同胞たち。
みんな成り立ちは違うけど、共通点がある。

「まどかちゃん。魔女の寿命ってどれくらいかわかる?」

私の質問にまどかちゃんは驚いたような反応をしながらでも、まじめに考えて頭を唸らせる。
ちょっと意地悪な質問だったな。

「それじゃあ聞き方を変えるね。魔法少女はいつまで魔法少女かな?」

「え?それはやっぱり子供の時まで……あ、でもキュウべぇはそういうの言ってなかったよ。やっぱり大人になればやめなくちゃいけないんですか?」

ふふ、普通ならそう思うだろうね。

「違うよ。魔法少女はいつまで経っても魔法少女だよ。ソウルジェムを浄化し、魔女を退治し続けるかぎり魔法少女は永遠に少女のまま。」

私がそう言うとまどかちゃんは凍りついたような顔をする。
どうやら私の言いたいことがわかったようだ。

「それって……歳を取れなくなるって意味ですか?」

それに私は笑顔で応える。

「うん。魔法少女も魔女も寿命がなくなる。外的要因でしか死ぬことができなくなるの。」

そう言って私は自分のソウルジェムをなでる。
まどかからの位置からは見えないけど、いつも通りの輝きを放っていることだろう。
私は天涯孤独だったし、それも覚悟の上で契約したから自業自得。
だけど、ちゃんとした親兄弟がいるなら知っておかないと後悔する。
とくにまどかやさやかみたいな子たちはね。

「最初は歳を取れなくてもある程度誤魔化せる。けど、それが5年10年といけばそうはいかない。人間というは成長する生き物、その生き物の中で何時までも成長しない不老の存在がいたらみんなはどう思うかな?」

まどかの顔は今は真っ青だ。
心なしか体も震えて、手はスカートを握っているのか爪が真っ白だ。
だけど私は止めない。
たとえこれでまどかが傷つこうと止めるわけにはいかないのよ。

「自分の外見年齢を変えることができるなら問題はないわ。まわりの人間に暗示をかけて誤魔化したっていい。だけどそれらができないなら……魔女と違って結界を持たない魔法少女はいつか自分と周りの時の流れに耐えきれなくなる。自分の親が、友達が、恋人が老いていくのをただじっと見ることしかできない。これから出会う人たちも同じ。自分だけ変わらず、他の人間は歳を取っていく。魔法少女である限り、魔女を狩りながら人に交じることが出来なくなり、その人たちの死を看取っていく。同じところに留まることもできない、不老は異端であると同時に人類の夢。もし見つかったら追われることになるかもしれない。まどかちゃんは耐えられる?そうなってまで叶えたい願いはある?」

私の問いかけにまどかは呼吸困難に陥ったかのように、ヒューヒュー喉から空気が漏れる音がする。
なにかを言いたいのに、なにも言えない状態で顔は汗まで出てきている。
私はそんなまどかの頭をなでてあげる。
まどかは一瞬びくっと体を震わせるけど、抵抗はしないようだ。

「ごめんね。だけど、これは本当のことだからよく考えてね?そういう存在になってまで叶えたい願いなら、私は止めはしないわ。」

「ホープ……さん…」

まどかの顔はまだ青ざめていたけど、さっきよりは落ち着いたみたいだ。
私はそのまままどかの頭をなで続けた。
マミにも一応説明したけど、その後にさんざんライフルで追いかけられて、なんかすっきりした顔で帰って行ったな。
「それではこれからもよろしくお願いね♪」
なんて朗らかに笑ってたし!
杏子はなんかかっこよく不敵に笑って
「はっすでに天涯孤独の身なんだから、今更さ!」
なんて言うし。

それに比べたら喚かない分、まどかは本当にいい子だよ。

 

 

 

 

 

 

「おはよう!」

まどかに相談を持ちかけられた翌日、今日も元気に学校に登校している。
私が教室に入ると、なんでかさやかが落ち込んでいるように見える。
机にへばりついてまどかが必死に声を掛けているが、さやかは全然反応しない。
おいおい、あの正義感が強くて元気なさやかちゃんはどうしたんだ!?
私はあわててさやかの傍によると覚えがあるようで、微妙に違う気配がしてきた。
これって……ほむらのじゃない魔法少女の気配?
マミのでもないし……これはさやかから感じているの?
私はさやかの指を見る。
そこにあるのは青いサファイアのような石の嵌った指輪。
信じたくなかった。これはただの指輪でもしかしたらおしゃれで付けているだけかもしれない。
私はそう祈りながらもさやかの指輪の装飾を詳しく見た。
その表面に刻まれいたのはこの1年で見慣れた俗に魔女文字と呼ばれる……ソレであった。

さやかが魔法少女になった。
 

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