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リオンとポッター夫妻のギャグ!
これはまだ、ハリーが自分の両親と再会を果たしていない時のお話です。
ポッター夫妻を助けてまだ間もない頃、ジェームズがこんなことを言い出したのです。
「君の訓練に僕も参加させてくれないかな?」
これにリオンは大層驚きました。
リオンはその超人的な身体能力をいかに扱えるかの訓練ですから、常人と訓練しようものなら下手をすれば相手が死んでしまいます。
リオンはなんとか思いとどまらせようとしますが、ジェームズは悪戯っぽく笑って、杖を構えます。
「いいじゃないか、一回くらい。僕も魔法を使うしそんなに危険じゃないだろ?」
「いや・・・だからって、俺の力はいったパンチかキックでも入ったら、簡単に骨が砕けますよ!?」
「大丈夫だって!これでもクィディッチで何度もブラッジャーで骨折したからね。今更今更!」
そう言って笑うジェームズの顔には、絶対にやめないとでかでかと書いてあります。
リオンは大きくため息を一つ吐くと、しぶしぶ了承しました。
のちにリオンは、この選択を後悔することになりました。
「あんたホントに人間かー!?」
「いやだなー!これでも普通の魔法使いだよ!!」
リオンの家のまわりの樹海で、リオンの悲鳴とジェームズの笑いが木霊します。
普通なら逆では?と考える人が多いんですけど、このジェームズさんリオンのような怪力はありませんが、身体能力が半端じゃありません。
それを魔法とのコンビネーションでリオンと互角以上に渡り合っています。
リオンは魔法を使わずに体術だけでジェームズの攻撃を捌いていますが、顔は冷や汗を大量に流しております。
そして、二人のそんな訓練状況を肴にリリーとリドルは優雅なティータイム。
それにリオンはジト目を送りながらも、ジェームズの攻撃を必死に防ぐ。
「ちきしょー!あんたを『普通』の魔法使いなんて認めねぇ!!」
「ひどいなー!僕はこんなに普通なのに!」
「うそだー!!!!」
二人の攻防が続く中、リドルは向かい側でのんきにお茶を楽しむリリーに話しかける。
『いいの?あの二人ほっといて?』
「いいのよ。あんなに楽しそうなジェームズ久しぶりに見たもの」
ホグワーツで悪戯をしていた時以来だわ。
と朗らかに笑ってまた一口お茶を飲むリリーに苦笑しながら、リドルは目の端にジェームズに落とされたリオンに心の中で合掌した。
(悪いけど、僕もまだ壊されたくないからね。)
リドルも二人の攻防に口を挟むことなく、静かにお茶を楽しむのだった。
「どちくしょーーーー!!!」
リオンの悲鳴がいつまでも、樹海のなかに響いたそうな。