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俺は自分でも口より手が先に出ることは解ってる。
それでもどうしても我慢できないことがある!
俺とアルフォンスはその日、物理学者とかいう奴の招待で奴の城に来ている。
あちらこちらで蒸気機関があって、悪趣味なことこの上ない。
俺とアルフォンスは別れてそれぞれ城の中を探索する。
今頃、アルフォンスがあいつと話しているだろうな。
その間、俺は城のあちこちを見る。
時には魔法も駆使しながら進んでいくから、そんなに苦じゃない。
その中で俺は見つけた。
たくさんの・・・死体を・・・
無造作に積み上げられたそれは、誰一人として息をしてない。
俺はそれを見て絶句した。
確か、あいつが発見した物質は危険な物だと聞いていたけど、これほどとは思わなかった。
それを見て、俺の中で何かがプツンと切れた感じがした。
それからの俺の行動は早かった。
どうすれば簡単にこの城が時間を掛けて崩壊するのか計算して、錬金術や魔法であちこちぶっ壊した。
理由なんてすごく単純なもの。
気に入らない。だから壊す。
それが今の俺の行動原理。
「フレア・アロー!」
俺は最後に城の最深部辺りを破壊した。
俺は壊れた残骸を見ながら踵を返した。
あとは、本人をぶっ飛ばすだけだ!
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