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サブタイトルは某有名ゲームのタイトルのパロです!
次回でアズカバンの囚人編は終了!
レス返信
>紅翠さま
こちらがいえいえと言いたいです。
私のキャラをステキに描いていただけたのです。
感謝の心は強いですよ。
これからもリオンの活躍をお楽しみくださいませ。
>NONAMEさま
こちらのエドワードは神も魔王の存在も感じていますからね。
超常現象なんてなんのその!の勢いです。
遅筆ですが、気長にお待ちくださいませ。
>曲弦師さま
すみません、本当はもうちょっとプレイヤーとハイドのからみを書きたかったのに、収拾がつかなくなりそうなので、断念してしまいました。
これからもこのブログをよろしくお願いします。
なんだろうなぁ・・・この状況。
実はあのあとかなり省略するけど、シリウスがロンを引っ張って叫びの館にいっちまってな。
そんで、追いかけてリーマスさんも来て、スネイプ先生も来て、スネイプ先生はハリーたち4人にノックダウンさてちまって、ただいまホグワーツに戻る途中なんだよ。
う~ん、なにか忘れている気がする。
死神からの招待状~3rd Stage~
『ディメンターが泣く頃に』
「まさかレッドアイズがいるなんて・・・どうして1年間も黙っていたんだ。」
『すまないムーニー。ちゃんとした確信を捕まえるまで、話さないほうがいいだろうと判断して、ね!』
リドルはそう言ってピーターを睨みつける。
睨まれたピーターは情けなく「ひっ」と小さく悲鳴を上げる。
「暴れたら、腕を折るからそのつもりで。」
俺は掴んであるピーターの腕に、少し力を入れる。
腕はミシミシと小さな音がした。
「リオンの場合は砕くだろ?」
ひどいなードラコ。
「そんなことないさ。むしろ、粉微塵?」
「余計悪いって・・・」
「なはははは。あ!そうだ、ルーピン先生これ飲んでください。」
俺は懐から、魔法薬学のテスト中に出来た脱狼薬をリーマスさんに渡した。
いけねーちょろまかしてたの忘れかけてたぜ。
「え?あ、あぁ、確か今夜は満月だったね。ありがとう、助かったよ。」
リーマスさんはすぐにそれを飲み干す。
すっごく不味いらしいけど、大丈夫なのか?
「・・・おいしい・・・これってオレンジの味がする。本当に脱狼薬なのかい?」
「へ?おかしいなぁ、スネイプ先生も脱狼薬だって言ってたんだが・・・」
俺が首をひねっていると、外に出た。
おー月がきれいだー
リーマスさんのほうを見ると・・・なんの変化なし!
おっしゃ!大成功!!
「あ・・・治ったのか?私の体質が完全に?」
リーマスさんは呆然と自分の手を見る。
獣なんかじゃない。人間の手。
『良かったじゃないか!』
「おめでとう!!」
リドルとシリウスが祝いの言葉を言うが、そうも言ってられない。
「どうも、のんびりしてるわけにもいかねーな。」
現れたるは、色とりどりのリボンに、色々なドレスを着たディメンターの大群。
ここまでくると、ある一種の道化だな。
「リ・・・リオン。クリスマス前に作っていたドレスって・・・」
「こいつらへのクリスマスプレゼントv」
エヘvなんて俺がかわいらしく笑ったのに、返ってきたのは、
「「「「「「「『視覚の暴力だ!!!!!』」」」」」」」
怒号の声。
「え~?おもしろいと思うんだけどな。エクスペクトパトローナム!」
俺は守護霊を呼び出して、ディメンターを狩る。
次々と切り裂く、銀色の死神にみんな呆然とする。
「死にたい奴から前へ出な!ほら、ハリーたちも!」
「エ・・・エクスペクトパトローナム!」
俺の言葉にハリーが杖を振るった。
出てきたのは銀のもやや煙なんかじゃなく・・・
「牡鹿?」
そう呟いたのは誰かはわからなかったけど、確かにそれは牡鹿の守護霊だ。
ハリーの守護霊も、ディメンターを次々になぎ倒していく。
そして、ト・ド・メv
「とっとと去らないと次は、化粧するぞvvv」
ニッコリ
俺がそう言うと、ディメンターは本当は聞こえてるんじゃねーのか?ってな勢いで逃げていく。
我先にとばかりに。
やっぱ、俺ってディメンターの天敵?
みんなは逃げていくディメンターに驚いて、そして俺に呆れた声で聞いてくる。
「・・・リオン。この1年でなにやったの?」
「なにって・・・リボンつけて、ドレス着せて、守護霊呪文の練習台にしただけだ。」
そんなたいしたことしてない。と、付け足すとみんなすごい勢いで首を横に振った。
失礼な!俺はた・だ・の!!学生だぜ?・・・ま、いいか。
「みんな、ちょと眠ってくれな。ラリホーマ。」
みんな、俺の魔法で眠ると俺は、うつぶせになっているピーターを足で仰向けにした。
「さて、てめーにはやってもらいたいことがあるんだ。」
俺は腕をピーターの心臓に突き立てるようにすると、すぐに引っ張りあげる。
俺の手の中には、手のひらに収まるほどの水晶玉のような球が一つ。
貫かれたと思われるピーターの体には、傷一つない。
当然だ。俺が引きずり出したのはピーターの魂なのだから。
この能力は、1年のクリスマスのとき、死神が教えてくれた能力の一つ。
その生き物の心臓部を貫くように手を突き立てると、そいつの魂が引きずり出せる。
複数ある場合は、俺の任意にどれか一つを引きずり出せるようになっている。
そして、死神からのクリスマスプレゼント。
俺は自分の親指を強く噛み、血を流す。
流れた血は手のひらに溜まり、それは紅い刀身のサバイバルナイフに変わる。
俺はナイフをぐっと握り、空いている手の中にあるピーターの魂を見た。
なんつーか、ドッロドロに濁ってやがる。
魂はそいつの本質だが、ここまで濁った色を見るのは初めてだ。
前にふざけてヴォルデモートの魂も見たことあるが、あれは黒曜石のように綺麗な漆黒で、中にわずかだけど光が見えた。
とにかく、さっさと済ませるか。
俺はナイフで魂をすっぱり半分に切る。
俺は魂の半分を肉体に戻すと、残りの魂を森に隠していたピーターそっくり人形に入れる。
肉体は魂に影響されるからな。
こいつもピーターと言っても間違いはない。
「う・・・」
俺は、最初に魂を戻したピーターを目覚めさせる。
ピーターは俺を見て、怯えたような目を向けた。
「あ・・・あ・・・」
「行け。」
俺は短く命令する。
「な・・・なぜ?」
「・・・俺は押し問答は好きじゃない。行かないのなら、おまえをディメンターに引き渡すが?」
俺は自分でも分かるぐらい冷たい笑みを浮かべているだろう。
ピーターは悲鳴を上げながら、ネズミに変身しながら逃げいていった。
これでいい。
これで、来年ヴォルデモートが復活する。
ピーターを逃がさなければ、ヴォルデモートは復活することなく消滅するだろう。
しかし、俺はそんな結末は嫌だ。
『死』なんていう終わり方なんて絶対に認めない。
あいつにはこの世で今までの罪を償ってもらう。
そのためには、肉体が無ければ始まらない。
さぁ、ネズミさん。俺のためにかつての主のもとに行くがいいさ。
罪を償うために。
許さない・・・許さない・・・そんなの認めない!!
また、俺の耳の奥に幼い子どもの悲痛な叫びが聞こえてきた・・・