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かなり内容が痛いです!
楽俊好きの人は要注意!
いえ、自分は楽俊大好きですよ。
お題は適当で変なお題からいただきました。
レス返信
>水川さま
ふっふっふっ
ギャグで乗り切らなきゃリオンじゃないと言っても過言じゃありませんからね。
でも、リオンでもちゃんとシリアスなことできます。
死神からの招待状のエンディングは人によって印象が変ると思います。
>結さま
はい、影響バリバリ出す予定です!
自分的には楚良のロールをちょーっとだけG.U.にも持っていきたいな~っと企み中…
ひらひらひらひら…
赤い花びらが降り注ぐ…
あかいあかい花びらが雨のごとく降り注ぐ…
それは一体、なんの花びら?
否、これは花びらではない…
では…降り注ぐこのあかいものはなに?
これは…誰よりも愛しい者の暖かくも気高い紅いもの…
その瞬間、楽俊の目の前に誰よりも愛する人の屍が横たわっていた。
「!!!!???」
がばっ
楽俊はまだ夜明けまで遠い大学の一室で、飛び起きた。
肩で荒々しく息をしながら、全身は汗でびっしょりと濡れている。
楽俊はその汗を拭うことをせず、手で目を覆った。
普段は獣姿で過ごしているが、最近は人型になれようと人間の姿で行動しているため、手は顔半分をすっぽりと覆うことができた。
「なんだったんだ…あの夢は…」
楽俊は声に出して言うが、心のどこかでは解っていた。
あれは自分の願望の声だと…
自分の爪が、牙が、誰よりも愛しい人の身体を引き裂いたあの夢が…
あんな夢を見たというのに、楽俊の心には嫌悪と同時に歓喜が渦巻いていた。
あの人は絶対に自分だけのものにならない。それはあってはならないこと。
それを知りながらあの人の肉を裂き、甘露よりも甘い血をその身に取り込むのはどれほどの歓喜を覚えるのかを考えるだけで、寒気とは違う感覚が背筋を這う。
楽俊は窓の外を見る。
夜明けは遠く、弓のように細い月が見える。
あの人もこの月を見ているのだろうか?
楽俊はぼんやりとそんなことを考える。
守りたい、愛したい、護りたい、愛したい、慈しみたい、愛したい、慰めたい、愛したい、近くにいたい、愛したい、見ていたい、愛したい、隣に立ちたい、アイシタイ、自分だけを見て欲しい、アイシタイ独占したいアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイアイシタイ
彼女の全てが欲しい
楽俊は荒れ狂う想いにうっそりと笑った。
「愛している陽子…」
それは絶対に相手には伝わらない楽俊の心からの声。
そう呟いた楽俊を見るのは、ただ月だけであった。