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飛行訓練から数日後。

なんか、時間軸が少しズレたのか。

ハリーに最新式の箒『ニンバス2000』が今日送られてきた。

本当なら飛行訓練のあったその日の夜に送られてるはずなのにな。

そんで・・・お馴染みのようにハリーとドラコが喧嘩して、ドラコの奴が『魔法使いの決闘』なんぞと言い出した。

どうせ、ドラコ側の介添人はクラッブかゴイルだろうから、俺にはあんま関係ないなし。

「こっちはリオンだ。」

はぁ!?ちょっとまてぇい!!?

「ドラ子!?なんで俺が!?」

「ん?リオンは怖いのか?」

うっ!男として、それを言われると辛い・・・でも、まてよ?ドラコはこの決闘をすっぽかすつもりだろうし、ここでドラコとハリーたちを仲良くさせるのも手だな。

俺もフラッフィーに会いたいし。

「いいよ。ポッター君、ウィーズリー君。責任を持って、ドラ子をそちらに届けてあげるよ。」

俺はニッコリ笑ってそう言った。

ハリーとロンは俺の言い方に怪訝な表情を見せたが、一応頷いてくれた。

くくく、今夜が楽しみだ。
 


死神からの招待状~1st Stage~
『真夜中の決闘』







「そろそろ時間だな。行くぞ、ドラ子」

夜中の11時30分。

俺はドラコの首根っこをつかんで寮を抜け出そうとすると、ドラコに思いっきし抵抗された。

「行く必要なんかないさ。今頃、あいつらはフィルチに見つかってるはずだしな。」

やっぱ、その手かい!

「だーめ!言いだしっぺはドラ子なんだから、キチンと約束を守るのが筋だろ?それに、男には二言はないよな?」

さぁ、どうする?(ニヤリ)

俺は少し、ドスを利かせた笑みを浮かべるとドラコは少し表情を青くさせて応えた。

「・・・わ・・・わかった。行く。」

よし!!

俺はそうと決まれば、とばかりにドラコを米俵のように担いで寮の外へと行く。

当然、レムオルで体を透明にさせてな。

俺が魔法を解いて姿を現してトロフィー室に入ると、丁度ハリーたちもついたようだ。

「逃げずに来たみたいだな。」

「そっちこそ、怯えてたと思ったぜ。」

あちゃー、売り言葉に買い言葉。

こいつら、仲良くさせんのは骨が折れそう・・・およ?

「あれ?なんでハー子やロングボトム君がいんだ?」

ハリーとロンの後ろには、ハーマイオニーとそのハーマイオニーの後ろに隠れるようにしているネビルの姿に驚いた。

ハーマイオニーは分かるとして、ネビルは確か医務室帰りに合言葉を忘れて、締め出されるはず・・・今回、ネビルは医務室に行っていないのに・・・

「私は、この二人を止めに来たのよ。」

「僕は・・・リオンにお礼を言おうと思って・・・今まで、助けてもらったばかりだから・・・」

ハーマイオニーは予想通りの答えを返してくれたが・・・ネビル君、君はいい子だね。うんうん!

「いいよ、お礼なんて。体が勝手に動いただけだし。」

これは本当。俺って痛いこととかって、キライだからな。

「それでも・・・ありがとう、リオン。」

「おう、どういたしまして!それよりさぁ・・・」

そろそろ、やばくなるな。

「「「「「なに?」」」」」

「そろそろフィルチが来るぞ?」

それと同時に向こうのほうからカンテラの明かりが・・・

俺の一言はものすごい効果がありました。

みんなで大急ぎでトロフィー室を出て、抜け道やらなんやらデタラメに逃げ惑っていると、最終的に『妖精の呪文』教室についちまった。

「あの・・・リオン・・・」

「どうした?」

「「「「「そろそろ、おろして(くれ)」」」」」

「あ!ごめんごめん」

先ほどまで、俺はハリー、ロン、ハーマイオニー、ネビル、ドラコの5人を担いで逃げ回っていたのです。

どう担いでいたのかは、みんなの想像にまかせっけど。

俺は、5人をおろすといきなりハーマイオニーに怒鳴られた。

「まったく、リオンまでこんなことをするなんて!!」

うわー怒っているよ・・・ハーマイオニー怖い・・・

「いや~ポッター君とドラ子を仲良くさせようと思ってきたんだけどなぁ・・・」

「「「む・り!!」」」

俺が話していると、ハリーとロンとドラコが息ピッタシで反論してきた。

仲良いじゃん、おまえら。

『お~お~、こんなところに生徒が6人も~』

あ、ピーブズ。

俺たちがなんのかんのと、話していたらピーブズ登場。

『すぐに言おう、フィルチに言おう~』

ムカッ

「ピーブズ・・・誰に向かって言ってんのか、わかってんのか?」

ここでこいつが来るのは知ってるけど、生で言われるとすっげームカつく・・・

俺は自分でも分かるほど、底冷えする声と笑顔をしているのを自覚した。

『ぎ・・・ギャアアアアアアアアーーーーーー!!!!!』

ピーブズは俺の存在を認識すると同時に断末魔のような悲鳴を上げて逃げていった。

どうも入学式のことが、あいつのトラウマになっちまったらしくてな。

俺をみるたんびに、あーやって悲鳴を上げて逃げんだよ。

まあ、たまにパシリに使ってんだけどな。(ニヤリ)

「さっきのでフィルチにバレた可能性がある。場所を移すぞ!」

俺は5人をヒョイと担いで、目指すわ4階の禁じられた廊下だ!!

「「「「「ま・・・またーーーー!?」」」」」

うっせー、俺の足が速いのは知ってるだろ。大人しく担がれろ!








・・・叫んでいいですか?

「かわいいー!!!」

「「「「「はあー!!?」」」」」

はぁーい!ただ今ハーマイオニーの呪文で部屋に入って、目の前に三頭犬のフラッフィーがおりまーす。

「うわ、すっげー可愛い!!肉球触ったら気持ちよさそう!!」

「んなこと言ってる場合か!?」

「早く逃げなきゃ!!」

みんなが俺を引きずろうとするが、俺はずっとフラッフィーの目を見る。

なんでか、襲ってこない・・・

おかしい・・・明らかに変だ。普通ならすぐに襲ってくるはずなのに・・・

『君・・・死神との契約者?』

ん?なんだ、今の声?

リドルは疲れて、今はブレスレットでぐっすり眠っているはずなのに・・・

「リオン!・・・リオン?」

ドラコが俺に呼びかけるが、俺はそれにかまわずゆっくりフラッフィーに近づく。

『だめだよ!君が死神との契約者でも、この先は通さない!!』

「大丈夫、俺らはその先には行かない。ただ、迷い込んだだけだ。」

やっぱり、この声はフラッフィーの声だ。

『・・・それなら、襲わない』

フラッフィーは俺の言葉を信じてくれたのか、伏せの体勢を取った。

「おーい、この子襲ってこないってー!!」

俺の言葉に5人は恐る恐るフラッフィーに近づく。

「本当?」

「お・・・襲ってこない?」

「この仕掛け扉を守ってるみたいだけど・・・」

「・・・・・・(ビクビク)」

「君は、この犬と話せるのか?」

俺がなでなでと、フラッフィーに触っていると、他のみんなも触り始めた。

「う~気持ちいい~」

『くすくす、くすぐったいよ』

俺は顔を埋めるように頬擦りする。

やっぱり、フラッフィーの声が聞こえる。そういや・・・

「なあ、さっき俺のこと『死神との契約者』って言ってたけど、どうして分かったんだ?」

青い瞳の奴って言っても、たくさんいるだろうにな。

俺が問うと、フラッフィーは説明してくれた。

『えっと~、よくはわかんないけど、青い瞳ですっごい魔力を感じる人は大抵、『死神との契約者』なんだって大蜘蛛のおじちゃんが教えてくれたの』

「大蜘蛛ねぇ~・・・」

アラゴグか?

「なあ、リオン。なんて言ってるんだ?この三頭犬。」

ドラコの言葉に俺はポンッと手を叩いた。

そういや、みんなには聞こえないんだったな。

俺はすぐさま杖を手にすると、この間禁書の棚で覚えた魔法をみんなに掛ける。

違反と言われても、身を守る術を学ぶのは当然っしょ!

「これで、いいはずだ。」

『なにやったの?』

俺のしたことにフラッフィーが首をかしげた。

と、同時にハリーたちが驚愕した声を上げた。

「なにこれ!?」

「すごい!」

「こんなことができるなんて・・・やっぱり、君は授業で手を抜いていたな!!」

「これって、禁書の魔法じゃあ・・・」

「・・・かわいい」

上から、ハリー、ロン、ドラコ、ハーマイオニー、ネビルのセリフ。

つーか、ドラコとハーマイオニー鋭ど!!?

この後、みんなとフラッフィーでいろいろなことを話した。

もともと、ドラコとハリーは決闘するつもりで来たけど、やる気がなくなったこととか。

やっぱり・・・というか当然、ドラコに授業のこととか詰め寄られたけどな・・・(遠い目)

このことで、ドラコとハリーたちは少しは仲良くなれたみたいだ。

まぁ、まだ少しスリザリンとグリフィンドールってわだかまりがあるけど、そのうちなくなるか。

そういや、この時点でハリーとロンとハーマイオニーが親友になったら、ハロウィンのイベントはどうなっちまうんだ?

・・・まあ、いいか。ハーマイオニーが傷つかなくて良いしな。
 

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