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ガラッ

「見っけ!」

ここはホグワーツ特急内。

俺はハリーたちのいるコパートメントを開けて、俺は第一声にそう言った。
 


死神からの招待状~3rd Stage~
『ファッションセンス』









「へへ、やっと見つけた。開いてる?」

俺がそう聞くと、開いているみたいだ。

「サンキュ!およ?」

コパートメントの奥で眠っている鳶色の髪にボロボロのローブ・・・ひょっとしてこの人が?

俺が荷物の名札を見ると『リーマス・J・ルーピン』とあった。

うわ~映画で見たひげのおっさんを思い浮かべてたんだが・・・全然違う。

ひげなんて似合わないハンサムな男性だ。

下手すりゃ、30代じゃなく20代後半に見えちまうな。

「なぁ、もしかして新しいDADAの先生か?」

「多分・・・悪い先生じゃなさそうだから、今度はいじめるなよ」

ドラコ~?俺がDADAの教師を全員いじめると思うな!!

今年いじめんのはディメンターとヴォルデモートぐらいだい!!

「やんねーよ。」

『やったら怒るからな?』

俺の否定の言葉にリドルがすかさず釘を刺す。

かつての親友に危害を加えられたくないようだ。

「や、だからやらねーって。りどるんもしつけーな。」

「だって・・・」

「ねぇ?」

「前科ありまくりだし?」

「釘ささないとやりそうで・・・」

どういう目で俺を見てんだよ・・・

ガタンッ

俺が反論しようと口を開きかけたとき、列車が突然止まった。

「!?・・・列車が止まった・・・」

「ホグワーツはまだのはずなのに・・・」

こりゃ・・・来るな・・・

「俺はちょっと、外を見てくる・・・!!!?」

俺が丁度立ち上がると、次は電気が次々と消えて真っ暗になった。

けど、俺の目にはまわりがはっきり見える。まるで、太陽の下のように・・・これも『目』のおかげか?

まぁいいさ!とりあえず、アレも持っていかねーとなv

俺はカバンからある袋を取り出すと、コパートメントから意気揚々と出て行った。

 

 

 

 

 

 

 


「う~ん・・・いまいちかな?」

俺は目の前のディメンターを見てそう呟いた。

へ?平気なのかって?

へ~いき、平気!!なんせ俺の心は常に閉心状態。

幸福を吸い取るディメンターはいわば心の侵略者のようなものなので、俺には効きましぇーん!!

そんでただ今・・・ディメンターにリボンを付けまくっていまーす!!!

いや~今年はいじぐりがいがないからねー・・・このくらいしか、楽しみがなくって・・・

そんで、フリルたっぷりのピンクや赤や青など色さまざまなリボンを、列車内に入り込んだディメンターにつけてまわっていまーす!

ふふふふふふふふふふ・・・次はどいつかなぁ~?

「「「「「「「「・・・・・・(ビグゥ!)」」」」」」」」

・・・おいちょいと・・・なんで怯えんだよ?テメーら見えねーんだよが!!!?

俺はリボンを片手にディメンターに突進していった。

ズザザザザザザザザザザザザ!!

それと同時に一斉に引き下がるディメンター。

「逃がすかー!!」

目標はホグワーツに来る奴完全攻略だ!!

 

 

 

 

 

 


「あ~すっきりした!」

『そりゃ、あれだけやればね・・・』

俺は手持ちのリボンを全部、この列車に乗り込んだディメンターにつけてやった。

流石にリボンが足りなかったけど。

今度注文でもするか。

俺が上機嫌でコパートメントに戻る。

「だってな~?・・・!?」

ディメンター発見!!

「(リボンないから)ここはいっちょ正攻法でいくか。エクスペクト・パトローナム!」

俺の杖の先から銀色の死神が出てきて、その手に持つ鎌でディメンターを切り裂いていった。

うわ~強!?

俺は逃げていったディメンターを見送ると、すぐにコパートメントに入っていった。

「みんな大丈夫か?」

「リオン!?ハリーが・・・ハリーが・・・」

ロンが泣きそうな声で俺に訴えてくる。

俺はすぐにハリーを診たが特に外傷はない。

ディメンターの影響か・・・

「う・・・ん・・・」

ハリーが目を覚ました。

「あ!?ハリー大丈夫?」

「あれ、僕は・・・」

「気を失っていたんだ。」

「そうだ・・・ねぇ、誰が叫んでいたの!?」

俺はハリーの頭に手をポンと置いた。

「誰も叫んじゃいねーよ。しばらく休んでろ。チョコレート調達してくっから!」

あ~!!こんなことなら用意しときゃよかった!!

「チョコレートなら持っているよ。」

俺がチョコレートを求めてコパートメントを出ようとしたとき、後ろから声が聞こえてきた。

俺がたちが振り向けば、いつの間にかリーマスさんが起きていて、ハリーに板チョコを一枚、他のみんなにも半分割って渡していた。

「食べて、元気になるよ。さぁ、君も。」

俺は差し出されたチョコレートも見て、戸惑いながらも断った。

だって、俺平気だもん。

「あ、俺は大丈夫です。これでも閉心の心得がありますから。」

俺がそう言うと、リーマスさんは少し驚いた顔をしていた。

「その年で閉心術を・・・それにさっきの守護霊呪文もすばらしかったよ。元気なら、このチョコレートを他のみんなにも配ってくれ。」

そう言われて俺は袋一杯のチョコレートを持たされた。

こんなにいっぱい・・・あの細い体のどこにはいるんだ?・・・つーか、いつもこんなに持ち歩いているのか?

『食生活は昔とあまり変わってないのか・・・』

リドルは友の変わっていない様子に、嬉しいのか悲しいのかそんな微妙な声音で呟いた。

テメーも甘味大王だろうが。

俺はリドルの呟きに内心つっこんだ。

 

 

 

 

 

列車が止まったから、俺たちはセストラルが引く馬車に乗って、ホグワーツに向かった。

つーか、セストラルが見えた・・・

幸先悪・・・いのか?

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