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『う~疲れた・・・』
その日の授業が終わって、俺はぷかぷか浮かびながら1人ごちた。
なんせ、ハリーの熱狂ファンのコリン・クリービーに散々追いかけられたからな・・・何度カメラを壊してやろうかと!!
俺は怒りに拳を震わせてたら、ハリーたちを珍しいところで見た。
『おーい、ハリー、ロン、ハー子、ドラ子ー!』
「「「「リオン!?」」」」
『なにやってんだ?ここって、"嘆きのマートル"のトイレだろ?』
なんでまたこんなところに・・・
「うん。りどるんがここが秘密の部屋の入り口の一つだって。」
ハリーまでりどるんって呼んでる・・・って、もう教えたのかよ。
『リ~オ~ン~(怒)』
ギクッこの声は・・・
俺は声のするほうを見ると、そこには素敵な笑顔を浮かべたリドルがいた。
『や・・・やぁ、りどるん!』
『やぁ、リオン。(ニコニコ)まったく君には首輪でもつけなきゃ解らないのかな?・・・あれほど無茶するなと言っただろう!!?』
うわーん、怖いよー!!
『ご、ごめんなさーい!!』
俺はものすごい剣幕で怒鳴るリドルに必死に謝る。
リドルの奴、本気で怖いんだよー!!
死神からの招待状~2nd Stage~
『ロッククライミング?』
ここで、一つ疑問が生まれた。
『なぁ、秘密の部屋の入り口ってここだけじゃないのか?』
さっき、『入り口の一つ』だって言ってたし・・・
俺が聞くとリドルが説明してくれた。
『ああ、他にも一応あるんだ。ここが一番簡単な入り口でね。』
簡単って・・・ここも十分難しいと思うぞ。
『この子らが勝手に見つけて入らないように、ここだけ教えているんだ。』
『ちなみに他の道は?』
な~んか聞いてはいけない気が・・・
『僕が見つけたのはここを除いて3箇所。そこはパーセルタングこそ必要ないけど、凶悪なトラップが山程あってね・・・それこそ、リオン並みの運動能力がなければ軽く2~3回死ねるね・・・』
『げっ・・・あれ?でも、ジェームズさんたちも入っていたんだよな?この入り口を使ってたのか?』
流石にその道を使うことはないよな~?
『・・・・・・』(サッ)
ナゼ、顔ヲソラスノデスカ?
「父さんって・・・」
あ、ハリーも絶句してる。
その後、リドルに対策が見つかるまで秘密の部屋に入らないように、キツーク注意されました。
『クィディッチ♪クィディッチ♪やっと見れるんだー♪』
「やけに嬉しそうだな。」
俺が廊下をふわふわ浮きながら進んでいると、後ろから声を掛けられた。
な~んか、聞き覚えのある声だな・・・
俺は機械の如く、ギギギギっと振り向くと・・・
「どうしたのだ?」
我らスリザリンの寮監スネイプ先生でしたv
うわー嫌な予感・・・
『スネイプ先生こそ、どうしたのですか?クィディッチの試合を見に行かれないのですか?』
今日の試合はグリフィンドールVSスリザリンのはずだぞ?
ちなみに、スリザリンのシーカーにドラコが選ばれた。
ちゃんと実力で入っているし、箒もハリーと対等でありたいとのことで、ニンバス2000なのだ。エエ子やなぁ。
「いや、最近スリザリンとグリフィンドールの仲がいいからな。その筆頭の生徒に話を聞こうとおもってな。」
・・・そんなことかい。
『いいじゃありませんか。他寮と仲が良くても。ゴドリックとサラザールも大親友だったそうですし。』
そう!この2年間(っていっても、1年とちょっと)、少しずつだが溝がなくなってきてるのだ。
その証拠に、パンジィやビンセント、グレゴリーもグリフィンドールの生徒たちと仲良くなっているのだ。
流石に、上級生は難しいみたいだけど。
特殊な例:クィディッチの両キャプテンetcetc
『ヴォルデモートがまだ完全に消滅したわけじゃありませんので、寮同士結束するのがいいと思いますよ。』
スネイプは『ヴォルデモート』という単語に一瞬眉根をよせたが、すぐに戻った。
『そんじゃ、俺はこの辺で!!』
「あ、待たないか!!」
俺は風を切る勢いでその場を逃げた。
だって、早くしねーと試合が終わっちまう!!
競技場へ行くと、試合はとっくに終わってました。(涙)
そんで・・・
「さぁ、ハリー、マルフォイ君。私が治してあげよう!」
「「い!いらないいらない!!」」
『2人になにかしたら、呪うよ?』
う~ん、三つ巴?
なんか余計のお世話の如く、ロックハートがハリーとドラコのケガを治そうとして、それを嫌がるハリーとドラコ。さらにその間に2人を守るようにリドルが(わざわざスリザリンの制服を着て)立っている。
なんでハリーだけじゃなく、ドラコもケガしてるのかは置いといてだ。
まず・・・
『邪魔だ!この変態似非教師!!』
ドカーン!!
足だけに魔力を集中させて、ロックハートを蹴り飛ばしたvはぁ、スッキリした!
「「『ナイス、リオン!』」」
『Thanks!』
ハリー、ドラコ、リドルからGOODを貰った。やりぃ☆
ちなみにロックハート・・・気絶中(チーン)
『2人ともケガしたのか?それなら医務室に行かねーとな。モビリアーブス。』
俺が呪文を唱えると、2人の体がマリオネットのように吊るされた。
俺はそのまま2人を医務室へと連れて行った。
ロックハートはそのままでv
「まったく、リオンったら先生にあんなことして!」
『だってあいつ信用できねーもん!』
俺の台詞にハーマイオニー以外の全員が頷く。
ここは医務室。
ハリーとドラコのケガは骨折と判明。
聞くと、ハリーを狙いまくりのブラッジャーからドラコがハリーを庇って骨折。そのドラコに気を取られてハリーまでもがブラッジャーの餌食になった。
ちなみにスニッチはハリーが落下中にしっかりキャッチ!とのことで、グリフィンドールの勝利である。
「それにしても落下して尚、スニッチを取るなんて・・・」
「ウッド並のクィディッチ馬鹿まっしぐら?」
『ロンもハー子も言うねぇ』
ハリーの奴、ちょいと落ちこんでんじゃん。
「はいはい。とりあえず、ミスターポッターもミスターマルフォイも安静のため、今日は医務室に泊まってもらいます。」
あ、マダム・ポンフリーだ。
『あ、マダム。俺の体はどうですか?』
「かわりありませんよ。さぁ、みんな出た出た!」
そっからは、みんな追い出されちまった。
あ!今度みんなにアレを教えよう!
『それでは、みんなに壁登りを教えよう!!』
「「「「はぁ~!!?」」」」
ここはホグワーツの一番高い塔の根元。
そこにみんなを呼んだ俺は上記の台詞を言うと、次のように反論された・・・
「なんで、いきなり壁登り!?」(ハリー)
「ロッククライミングでもする気なの?」(ハーマイオニー)
「そんな魔法なんてあったかい?」(ロン)
「箒を使えばいいじゃないか。」(ドラコ)
クスン・・・みんな可愛くない・・・
『ロッククライミングでも魔法でもないよ。いや、魔力を使うから魔法に近いかな?魔力だけで壁を登るんだ。』
俺はそれからだいたいの説明をした。
『練習スタート!!』
ダッ
おーみんな結構いくなー!・・・あ。
ズドン
「いたたた・・・」
『最初の脱落者はロンか。ロンってコントロール荒いからな・・・』
俺が冷静に評価してると次の脱落者が落ちてきた。
ズドッ
「う~・・・」
『次はハリーか。魔力の許容量は多いけど、コントロールはロンと同じだな。』
それに比べてあの2人はすごいな~
俺はまだ登っていくハーマイオニーとドラコを見た。
そして、塔の4分の1のところで・・・
ズル
「「あ!」」
『お、2人同時か。ウィンガーディアム・レヴィオーサ!』
俺は魔法で2人の落下速度を弱めると、ハーマイオニーもドラコもきれいに着地した。
『みんな初めてにしては上手だったよ。これからも塔の頂上に行けるように頑張ろう!!』
「「「「お・・・おお(本当にできた)」」」」
あらら、疑ってたの?
あれから一週間。
みんなかなり慣れてきて、最近じゃ歩いて塔の半分まで行けるようになった。
そんで、今夜は『決闘クラブ』が開かれるようになった。
あの似非ペテン師変態詐欺師野郎。俺のヒントをちゃんと聞いてたのかよ。(気絶してたってby朱雀)
「リオンも参加するの?」
ドラコに聞かれて俺は茶化して答える。
『いんや、見学。なんせ今はただのゴーストもどきだし。おかげで飯が食えねぇ・・・』
「(ただの?絶対違う・・・)そうか。」
なんか含みあったろ?
そっから先はご愛嬌v
スネイプ先生とロックハートの模範で、ロックハートが伸びちまいました。グッジョブ!!
そんでただ今、生徒同士の模擬戦なんだが・・・なんつーか、阿鼻叫喚?
お互いに知ってる魔法を掛け捲り♪
てなもんで、俺は回復要員に回されちまいました。
『フィニート・インカンターテム!大丈夫か、ロン?』
俺はロンの呪いを解きながら、起き上がらせる。
「な・・・なんとか。」
そう言って答えるロンはあまり大丈夫そうだとは言えなかった。
にしても、おかしいな。こいつらにはペンダントを渡してるのに・・・まさか。
『ロン。俺が去年渡したペンダントはどうした?』
「え?あれなら、寮の部屋に置いてあるよ。」
『(やっぱり)今度からしっかり身に付けとけ、俺の防御魔法が掛かってるから。』
「わ・・・わかった。」
俺はロンが頷いたのを確認して、次の怪我人のところへと行った。
『ハー子!ミリセント!大丈夫か?』
「あ!リオン。ミリセントが私の魔法と反射した自分の魔法を食らっちゃって・・・」
俺はそれを聞きながらミリセントを診ると、なんか所々焦げてる気が・・・(汗)
『あ~・・・フィニート・インカンターテム。ベホイミ。大丈夫か?』
「う~ん・・・」
少し置いといたほうがいいな・・・え~っと、他に怪我人は・・・
俺が他の怪我人を探していると、ロックハートが大変なことを言いやがった。
「それでは、ハリー・ポッター君とドラコ・マルフォイ君にみんなの前でやってもらいましょう!」
んな!?その二人はまだ回復させてねーんだぞ!?
「1-2の-3!」
「「エクスペリアームズ!」」
パァーン!
おぉ、きれいに相殺されたな。
「リクタスセンプラ!」
「タラントアレグラ!」
パァーン!
2人の次々と魔法を掛け合っていくが、全部ダメ。
相殺されるか、俺のペンダントで反射されるかだった。
「ディフィンド!」
「デンソォージオ!」
パァーン!
『2人ともよく続くなぁ』
一体どこまで続くんだ?
「リオン。あれ止められない?」
あまりにも続くそれに、流石のロンも呆れてる。
『そうだな・・・サーペンソーティア!』
シャー!
ハリーとドラコは突然出てきた蛇にピタッと動きを止めた。
『2人ともいいかげんヤメー!いつまで経っても終わんねーぞ!!』
『だー!!いきなり呼び出すんじゃねーよ!』
うわ!蛇が怒鳴った。あ、ハリーも驚いてる。
そっからは、ハリーがうっかりパーセルタングを使って色々とうやむやになっちまいました。
「まったくハリーったら、人前でパーセルタングを使っちゃダメって言ったでしょう!!」
『まぁまぁ。俺もうっかり蛇なんか出したのが悪いんだし・・・』
次の日。
すっかり練習場になっている塔の裏側で、俺とハリーはハーマイオニーに説教されてます。
ロンとドラコは壁登り中。
「はぁ、もういいわ。過ぎたことを言っても仕方ないものね・・・」
ハーマイオニーは諦めたように言うと、壁を登りはじめてドラコたちと合流した。
「リオン・・・」
『ん?なんだ?』
「リオンも僕のことを秘密の部屋の継承者だと思ってるの?」
『ぶっ!!おまっ!わかって言ってるだろ!!?』
ハリーは俺が噴出したのを面白そうに見て
「あははは!はやくりどるんのもう一つの記憶の媒体を見つけようね。」
そう言って、ハリーは壁を登り始めた・・・って、待てい!!?
何時の間にリドルの奴話したんだ!?・・・まぁ、ちゃんとした知識があるなら、ある程度危険は避けられ・・・るよなぁ?
俺はそう考えながら、上のほうでいつの間にか追いかけっこで遊び始める4人を見た。
ズルっ×4
『あ』