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最近、執筆のノリが悪い。
ネタだけは結構でるんですが、それを文章に起こすのに四苦八苦しております。
「ぼくと契約して魔法少女になってよ!」
なんだろうなぁ?私の前にネコとうさぎを足して割ったような動物が人の言葉を喋っている。
私はそれを見ながら思い出す。
これとよく似た漫画をアニメを……
私には前世の記憶がある。
こことよく似た、だけど違う世界。
そこで私は普通の女の子だった。
学校に行って、青春をやって、漫画やアニメ、ゲームをこよなく愛していて……
そんな私は死んだ。死因は覚えていない。
それでも後悔は不思議としていない。
若くして死んだのに、不思議と満足感が大半を占めていた。
だからこそ、私は笑ってここで生きている……んだが……
「ぼくと契約して魔法少女になってよ!」
白い生き物はもう一度、同じセリフを吐いた。
白い生き物……インキュベーターを私は知っている。
よく解らないけど宇宙生物で、宇宙の存続のために少女の希望を絶望に変えるエネルギー変換システムを構築している。
大局から見ればそれは正しい。
この宇宙事態がなければ、すべての生物が死滅してしまう。そのための犠牲なら、仕方ない。
だけど個として見れば冗談じゃない。
誰が好き好んで自我のない……本能だけの化け物になりたがる。
待っているのは死しかない。
私はそれを解っていながら、別のことを考えている。
「魔法少女ね……それについてなにかメリットとデメリットがあるの?」
どうやってこいつを出し抜いてやろう。
なぜかわくわくしてくる気持ちが湧き上がってくる。
私はにんまり笑いながら、インキュベーターから情報を引き出すことにした。
「どうせ魔女になるなら……最初からなっちゃえば良くない?」
それが私、月陽 紅(つきひ くれない)の結論。