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.hackのメイン以外のキャラでギャグ!
あるところに、レイチェルという美少女剣士がおりました。
彼女はいつも野原を駆け回って元気に商売しております。
そんなある日、彼女は走る奇妙なウサギを見つけました。
片手に重槍、片手に懐中時計。
奇抜なピエロのようなウサギの名前はニューク兎丸。
レイチェルはそのウサギの後をついていけ。と本能が訴えかけてくるので、それに逆らうことなくウサギを追いかけます。
ニューク兎丸はレイチェルに追尾されていることに気づくことなく、忙しい忙しいと言いながら、とある洞窟に入っていきました。
当然、レイチェルもそのあとに続きます。
そして、レイチェルが洞窟に入ると同時に足元が消えました!
レイチェルはそれに悲鳴を上げることなく、深遠の闇の中に吸い込まれていきました。
レイチェルはいつの間にか眠っていたのか、目を覚ますとそこはとても不思議な場所でした。
木や花が人間の言葉を話し、通りすがりの鳥たちにも挨拶をされる始末。
レイチェルは一瞬、パニックになりそうになりましたが、ニューク兎丸の姿を見つけて、あわてて追いかけました。
こんなところに一人で置いていかれるのは、たまったもんじゃありません。
ニューク兎丸はやっぱりレイチェルの存在に気づくことなく、すたこらさっさと走ります。
レイチェルは一生懸命走って追いかけますが、ニューク兎丸の足は存外に速くてなかなか追いつけません。
どんどん引き離される二人の距離。
ついにレイチェルはニューク兎丸の姿を見失ってしまいました。
レイチェルはどうしたもんかと足を止めると、どこからともなく紅茶のいい匂いが漂ってきました。
レイチェルはその香りにふらふらと引き寄せられると、そこでは武士の格好をした重剣士と、細い目をした双剣士の少女が仲良くお茶会をしていました。
いかれ帽子屋の砂嵐三十郎と五月ウサギのなつめです。
レイチェルは二人に紅茶をご馳走してもらいながら、ニューク兎丸がどこに行ったのかを聞いてみた。
すると二人はニューク兎丸はハートの女王の城に行った。という回答をしてくれた。
それからお茶もそこそこに、レイチェルは二人に礼を言うとハートの女王の城に向かうのでした。
はてさて話を飛ばしますが、なぜかレイチェルは女王であるぴろしのタルトを盗んだ罪を着せられて、裁判をすることになりました。
裁判長はハートの女王であるぴろしです。
ぴろしはすぐにレイチェルの判決を出しました。
重斧を取り出しながら、有名な台詞である「首をきれー!」を言いながら、レイチェルを追います。
レイチェルは大人しく首を切られるわけにもいかず、その場を逃げ出します。
ちなみに逃亡を邪魔しようとしたトランプの兵士たちは、問答無用でなぎ倒しています。
レイチェルはそんな調子で逃げ回っていますと、とある大きな木があり、その根元に一人の黒いローブを来た大鎌使いがおりました。
その大鎌使いは、「この世界から逃げたくば、この木の頂上を目指せ。」とそれだけ言って消えてしまいました。
レイチェルの背後には重斧を振り回すぴろしと、たくさんのトランプの兵士。
ビジュアル的に怖いです。
レイチェルは背に腹は変えられないと、その巨木を登っていきます。
当然、追ってきている連中も登ってきます。
レイチェルは無我夢中で登り、ようやくてっぺんに着いた!と思った直後眩しい光に包まれました。
「レイチェル!レイチェル!」
レイチェルは自分を呼ぶ声がして、ゆっくり目を開けました。
目を開けたそこにいるのは、最近になって出来た仲間たちの姿です。
「こんなところで寝落ちするなんてらしくないよ。ほら、次に受けるクエストが決まったから行こう!」
レイチェルはまだしょぼしょぼうする眼をこすりながら、笑ってみんなところに走っていきます。
リアルのレイチェルの部屋の本棚の本が一冊、ぱたんと軽い音がして倒れました。
その本のタイトルは・・・『不思議の国のレイチェル』