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本編はちょっと煮詰まっています。
短いですけどよろしかったらどうぞ。
その日、間桐雁夜は全てを掛けていた。
「閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」
いとしい人の大切な娘を助けるために。
「――――――告げる」
地獄で苦しんでいる少女を解放するために。
「――――告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」
その地獄に突き落とした男を問い詰めるために。
「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者。」
今ここに漆黒に染まりし凶戦士を召喚する……!!
「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ……」
「むっいかん!二節忘れておるぞ、雁夜!!」
「……あ;;」
……はずだった!
ちゅどーーーーーーーん!!
激しい爆発とともに大量の煙が巻き起こり、二人の視界を覆った。
「くっいったい何が……!?」
徐々に晴れていく視界を魔法陣の中央に向けるとそこには一人の魔女が立っていた。
縁に金糸を縫いこんでいる白いロングドレスに目元まで隠れている同じ金糸のフードマント。
年齢は顔が良く見えないからはっきりしないが恐らく20歳前後。
その手には魔女に相応しい月と太陽の意匠が施された身長よりも高い杖を持っている。
「あなたが私を召喚したマスターですか?」
いまここに別の世界でたくさんの絶望を希望に変えた魔女が現界した。
「此度の聖杯戦争にてキャスターのクラスで現界したサーヴァント。名をホープディス・プリフィケーションと申します。」
並行世界で絶望より生まれたのではなく、祈りによって生まれた魔女。
「我が杖と祈りに誓って、どんな絶望も希望へと変えましょう!」
正史には本来よばれるはずのなかった魔女が木漏れ日の様な笑顔で笑った。
その魔女は魔女らしくなかった。
「いったいどこの英霊なんだ、おまえは。」
「どこだっていいじゃん。マスターは確実に生き残らせるよ。」
その魔女は恐ろしさなどなかった。
「だ……れ……?」
「私はホープディス。あなたの絶望を癒してあげるわ。」
その魔女は弱かった。
「跪け、雑種が!!」
「こんなチートにどう勝てっていうのよーーー!!」
その魔女は強かった。
「な!私のエクスカリバーを!?」
「あっぶなー!全力で障壁展開しなかったら死んでたわよ。」
その魔女は剛毅であった。
「余の軍門に下らぬか?」
「未成年を誘惑すな、ロリコン。」
その魔女は幼かった。
「いったい幾つの童女なのだ?」
「こら!いくらアジア系が童顔だからってそれはないでしょ!!」
その魔女は厳しかった。
「おのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれ!!神の狗めが!!!!!!」
「ストーカーは今どき流行んないわよ!」
その魔女は摩訶不思議であった。
「我らが前に死ね」
「そんなことよりお昼寝しましょう♪」
その魔女はまさに魔女であった。
「僕の祈りは邪魔させない!」
「心は正と負があって初めて"心"なのよ!あなたの願いを私は認めない!!」
その魔女はまさに聖女であった。
「私の……私の望みはコレなのか。」
「あなたの心の在り方を私は否定しないわ。それを含めてすべてあなたなのだから。」
その魔女は……
「さぁ、来なさい『この世全ての悪』。私とあなたで我慢比べよ。あなたの絶望と私の希望!どっちが先に音を上げるか勝負よ!!」
始まりにして終わりの物語の幕が上がる。
Fate/zero Hope
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..........start!
ホープのサーヴァントデータ
【クラス】キャスター
【マスター】間桐雁夜
【真名】ホープディス・プリフィケーション
【性別】女
【身長・体重】撲殺しちゃうよ♪
【属性】中立・善
【筋力】E(B) 【魔力】A++
【耐久】E(B) 【幸運】A
【敏捷】C(B) 【宝具】EX
()は身体強化した場合のステータス
【クラス別能力】
陣地作成:C
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
この世界においての一般的な魔術師の工房を形成することが可能。
これはホープが別の魔術形態に属しているためランクが落ちている。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
【保有スキル】
絶望を希望に:B
自らの絶望を抜き出すことで魔力を回復することが出来る。実質魔力に底がない状態。
抜き出した絶望は他の者に与えることができる。
本来ならば他者の絶望も抜き出すことができるが、ランクが落ちているために抗魔力がC以上ある場合相手の同意なしには絶望を抜くことが出来ない。
身体強化:A
魔力での身体強化。
魔力を回した分だけ幸運を除いたパラメータランクが上がる。しかし本人の資質上B以上は上がらない。
補助・支援魔術:A
Aランク以上の攻撃でないと突破できない障壁や瀕死の重傷でも治せる治癒魔術を使える。
このスキルのランクが高いほど攻撃系の術は使用できない。
Aでは一切使えず、杖などで直接殴ることぐらいしかできない。
正体隠蔽:B
本来の姿である月陽紅の姿になることができる。
この姿の時は誰もサーヴァントだとは思わない。
ただし変身するところを見られたら以降効かなくなる。
【宝具】
固有結界:EX
お昼寝王国
ホープの結界が元になっている固有結界。
この結界に取り込まれた者は強制的に眠りにつき夢を見させられる。
味方なら良い夢を、敵なら悪い夢を。
ふわふわぽかぽか白い夢
カチカチコチコチ黒イ夢
誰もが夢見るアリスの夢
あなた
はどっち?
ソウルジェム:EX
自らの魂を宝石として身に着けている。
この宝石が砕けない限り、魔力があれば何度でも体を修復できる。だが肉体から100m離れると肉体を維持できずに崩壊し、また一から肉体を作らなければならない。
いろいろと評価いただきましたので、ステータス修正いたしました。