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Digimon Arcadiaの小話です。

お題は適当で変なお題からいただきました。

僕には父さんと同じ長い耳がついている。

僕には父さんと同じ小さな角がついている。

別段隠す必要もないから、僕は人間に擬態せずに生活している。

デジモンの存在を世界中の人たちが渋々ながらも認めてくれてるから、モーマンタイ。

最初からゲームとして広まっているから、小さな子たちとかは速く僕達の存在を認めてくれた。

だから僕は近所の小さい子たちには、こう呼ばれている。

「テリア兄ちゃーん!」

「んー?なーに?」

近所の低学年の子達が僕の回りに集まってくる。

こういう小さい子ってかわいいよね。

「あのね、あのね!耳に触らせて!」

「あ!ずるーい、それなら僕はテリアバルーンでお空を飛びたい!!」

そう言って、みんな僕の耳を触ったり、引っ張ったりする。

お願いだから、耳は引っ張らないでー!

僕は少し涙目になりながら、我慢する。

そのとき、誰かがぼつりと言った。

「テリア兄ちゃんの耳って犬みたいにふわふわだよね!」

その途端、他の子も次々と同意していく。

うん、僕の耳はふわふわで気持ちよくて、何気に自慢なんだよ?

その自慢の耳を・・・犬と一緒にしないで!

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