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こんちわー!リオン・神楽っす!

ホグワーツも夏休みに入り、俺としては思いっきしEnjoy!!っていきたいけど、以前言った実験で使用する材料集めに勤しんでいます。

え?なにを集めているんだって?

俺が探しているのは『時の欠片』という、目茶苦茶希少な魔法アイテムだ。

こいつは普通、闇市場くらいにしか売ってなくて、買おうものなら金庫の5個~6個を空にするぐらい値段の張る代物だ。

おまけに売買禁止もんだしな。

けど、自分で採取するぶんには違法じゃないから(なんせ手に入れるのは命がけ)、ただ今俺はドラゴンやその他S級危険動物がわんさかいる谷底で、『時の欠片』採取をしておりまーす!!

なかなか目的のものが見つからなくて、出会った動物とは和解できるものはして、出来ないものは叩きのめすか逃げ出してっけど。

「くぅ~ん」

俺の足に小型犬サイズのフラッフィーが擦り寄ってきた。

ん?なんでフラッフィーがいるのかって?

う~ん、なんかフラッフィーが俺にすっげー懐いちまって、ハグリットに相談したら泣く泣くくれたんだよ。いやーあれは号泣だった。

そんなこんなで、通常の大きさじゃ飼えないから、魔法で小さくしたんだよ。

「よしよし、もう少ししたら見つかるはずだからな。」

『見つけたよ・・・』

俺がフラッフィーを抱き上げて撫でていると、リドルが疲れた様子で、クリスタルのビンの中に入れてある『時の欠片』を持って戻ってきた。

なんか、おつかれ?

『急いで逃げたほうがいい・・・厄介なのに見つかった・・・』

リドルが言い終わるとほとんど同時に、リドルが戻ってきた方向からにゅっと巨大なドラゴンが頭を見せた。

しかも、こいつは・・・

「ハ、ハンガリー・ホーンテール!!?逃げろー!!」

全速力で逃げました。

あー疲れた・・・
 

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一つの物語が終わる。

そして新たな物語の幕があがる。

それは喜劇か悲劇か・・・
 

拍手[1回]

クリスマスから数日後。

ハリーがなんかやつれてきた気がする。

「みぞの・・・鏡かな?」
 

拍手[2回]

「ジングルベール、ジングルベール、メリークリースマース♪」

あれからみんなでニコラス・フラメルのことを調べまくっているが、一向見つからずもうすぐクリスマス休暇に差し迫った。

ハーマイオニーは実家へと帰っていくことになり、先日帰省したばかりだ。

ドラコも実家に帰るのかと思ったけど、帰らないときたもんだ。

ドラコ曰く、

「家で開かれるパーティに出たくない。ハリーやリオンと一緒にいたほうがいい。」

らしいのだ。一体何があったのやら・・・

ハリーもロンもホグワーツに残る側、俺に至ってはあの広いログハウスで1人でいるのは激しく嫌だ。(十人以上が生活できるぐらい広い・・・)

そんなこんなで、俺はただ今ハリーたちに送るプレゼントを製作中なのだ♪

『器用なもんだね。』

リドルが俺の手元を覗き込みながら感心する。

俺が今作っているのは、色違いな石を使った7個のペンダント。

こいつはただのペンダントなんかじゃなく、この間、閲覧禁止の棚で見っけた『魔法アイテムの作り方』って奴の応用で、アクセサリーの中に(正確には石の部分に)異世界の魔法をセットしたんだ。

セットした魔法は、魔法反射呪文・リフレク、防御力強化・スカラ、速力強化・ピオリム、徐々に体力を回復させる効果を持つリジェネ。

俺が直接掛けるより効果は落ちるけど、身に着けている限り展開されるし、これで大分危険を回避できるはずだ。

けど、こいつは万能じゃなく、ダンブルドアやヴォルデモートレベルの魔法使いの魔法は、反射できず相殺が限度。それに、それを連続でやられるとペンダントが耐え切れなくなって壊れることがある。

それを考慮して、それぞれ送る相手によって変えて、FFⅨの幻獣召喚の式も加えておいた。

まぁ、いくら試行錯誤を繰り返しても、幻獣召喚は1個につき1匹が限度だけどな。

ハリーのは、『フェニックス』 転生の炎

ドラコのは、『アーク』 暗黒の運命

ロンのは、『オーディン』 斬鉄剣

ハーマイオニーのは、『シヴァ』 ダイアモンドダスト

ネビルのは、『ラムウ』 裁きの雷

ジョージとフレッドのは、『フェンリル』 大地の怒りと千年の風化

をそれぞれのペンダントにセットした。

こいつは任意に展開できるわけじゃねぇけど、窮地になったら(つまり、ペンダントが壊れるような事態)召喚されるようにしてある。

これの他にも、指環タイプでリドルや先生たちにも配っといたけど、クィレルにはタダの魔除けの指環だ。

ぶっちゃけイジメvダンブルドアにはオマケでウールの靴下をプレゼント。

あと、フラッフィーには、毛糸の帽子とマフラーを編んであげた。

へへん、俺って器用だろ?

『の割には、魔法薬学は散々だね。』

「うぐっ・・・べ、別に普通じゃねぇか!」

『ふ~ん、それじゃ君は、おできを治す簡単な薬をポリジュース薬にしたり、傷薬をマンドレイク薬にしたり、ベアゾール石を使った解毒剤を猛毒にしたり、生ける屍の水薬を安らぎの水薬にしたりetcetc・・・ここまでくると、ある意味天才だよ。』

「うわーん、りどるんがいじめるよー!」

『似合わない』

「ちっ」

俺は舌打ちしつつも、プレゼント製作の手を止めることは無かった。

さぁ、頑張るぞ!!
 

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「クィーディッチ クィディッチ♪」

『なに?その歌?』

のんびりと心地よい日差しをを浴びながら、俺は城の廊下で浮き足立って(比喩にあらず、レビテト(浮遊呪文)で遊んでるだけだ)歌っていると、リドルに突っ込まれた。

「だって、今日クィディッチがあるんだぜ?俺すっげ~楽しみでさ~」

ハリーの初陣だし~

『そういえば、そうだったね・・・』

「?」

自分から話を振っといてなんだけど、リドルにハリーの話をするとどうも妙な顔をする。

なんか、どういったらいいのか・・・子どもを心配する親?のようなそんな感じの空気になる。

ハリーとリドルって面識はないはずだよな?

のんきに俺がフワフワ浮きながら、そんなことを考えているとピーブズが近づいてきた。

俺に対する耐性ができたのか、叫ぶことは無くなった。

『おい、リオン。校長が呼んでたぞ。』

「へ?ダンブルドアが?」

ピーブズはそれだけ言うと、清々したといったカンジにさっさとどっかに行っちまいやがった。

「何のようだろうな?」

『さぁ?少なくとも君が廊下で魔法を使ったことに関しての、お咎めじゃなきゃいいけどね。』

うぐっ!それを言うなよ・・・

「いや・・・だってヒマなんだもん!」

『もん、とかつけても可愛くない。』

「ひどっ!?」

うーわー!傷つくなぁ・・・いたいけな美少年を捕まえてさぁ!(自分で美少年言うな!!by朱雀)

俺とリドルはそうやって、たわいの無い会話をしながら校長室へと向かっていった。
 

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