忍者ブログ
管理人が思うままに書き散らす駄文ブログサイト
<< 10  2024/11  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    12 >>
[96]  [95]  [94]  [93]  [92]  [91]  [90]  [89]  [88]  [87]  [86
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

死神からの招待状の小話。

お題は適当変なお題からいただきました。

「あれ?なんだろうこの人形。」

その日、ハリーは一人で廊下を歩いていたら、一体の人形を見つけた。

いや、人形というには大きすぎる。

その人形はハリーと同じぐらいの大きさであり、瞳を閉じた14歳くらいの少女の姿をしている。

頭にはいくつもの突起が出ており、後頭部には一本のネジがついている。

人形というよりロボットだ。

しかも着ているのは、ホグワーツの制服でもなく、私服でもなく、どこか別の学校の制服のようだ。

「えーっと・・・誰かの持ち物かな?」

ハリーはこれは先生か生徒の持ち物と考えて、あたりをきょろきょろと見渡す。

しかし、廊下にはハリー一人しかおらず、どうしたものかと途方にくれた。

「・・・マスター・・・」

「え?」

突如、ハリーの耳に女の子の声が聞こえてきた。

ハリーはもしかしてと思い、人形のほうを見ると、先ほどまで閉じられていた瞳はぱっちり開けられハリーのほうをじっと見ていた。

「さっきの声・・・君?」

ハリーがおそるおそる声を掛けると、人形はこっくりと頷いた。

「マスターって・・・僕?」

「はい。マスターが来るのをずっとお待ちしておりました。」

無表情のままそう言う人形に、ハリーは一種の恐怖を覚えた。

なぜか解らないが、この人形の言うことを真に受けてはいけない。

そう本能のところでハリーは解った。

「え・・・と・・・僕、先生呼んでくるよ!」

結論、逃げるが勝ち。

ハリーは大急ぎで廊下を走ってその場を去っていった。

その人形を残して・・・

 




 

 

「・・・・・・・・・・ハリーの奴、逃げることないだろうが・・・」

少女の人形はハリーが見えなくなったところでそう呟くと、その姿が煙に包まれた。

「まったく、こーんな美少女をほっとくとは、ハリーも甲斐性がないな。」

煙が晴れると、そこにいたのはリオンだった。

「それにしても、モシャスって案外使えるな。」

そう!先ほどまでの少女の人形は、リオンが悪戯のために変化した姿だったのだ。

しかも、某子供先生の漫画のヒロインに化けて。

「ま、いいか!さーてお次はなにに変化しようかな~?」

リオンはそう言って、またモシャスを唱える。

次の標的を待って・・・

拍手[2回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
★ カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
★ フリーエリア
★ 最新コメント
[04/30 非生命体R]
[02/11 うにゃ]
[08/24 うにゃ]
[07/24 うにゃ]
[07/24 うにゃ]
★ 最新トラックバック
★ ブログ内検索
★ カウンター
★ アクセス解析

Copyright (c)泡沫の夢を見るものに祝福を All Rights Reserved.
Photo material 空色地図  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]